モンシロチョウ

秋のこの時期には、モンシロチョウがよく飛んでいます。今日はそんなお話。

モンシロチョウって、厳しい冬の終わりと穏やかな春の訪れを告げる虫、っていうイメージが割と一般的なんじゃないでしょうか。確かに春によく飛んでいますよね。でも、夏から秋のこの時期にもよく見かけます。
成虫が長生き?なわけではありません。

モンシロチョウは、一年で世代が二回変わる虫なんです。

つまり、春先にひらひらしているモンシロチョウは、その短い成虫期に繁殖して子供を残します。
モンシロチョウといえばキャベツ畑っていうのは固定化されたザ・ハイロウズな感じですが、あんな感じの柔らかい葉っぱに卵を産みつけ死んでいきます。
さて、卵は二週間で孵化して柔らかい葉っぱをもりもり食べてぐんぐん育ちます。みんなが良く知っている青虫さんはモンシロチョウの幼虫です。
青虫は四回脱皮すると、糸を吐き、反り返り、固まります。サナギになります。サナギは暖かければ一週間くらいで羽化して、また空をひらひらします。
そう、この時期のモンシロチョウは、春先のモンシロチョウのお子様なんです。

さて、まだ暖かいとはいってもじきに冬。こんな時期に羽化しちゃったモンシロチョウはどうやって子孫を残すのでしょう。

基本的な手順は卵を産んで、幼虫がかえり、青虫としてすくすく育ち、やがてサナギになる。これは同じ。しかしここから先が秋のモンシロチョウのスペクタクル。

なんとサナギは、サナギの状態のまま冬を越します。不思議なことに、モンシロチョウのサナギは、寒い中でも凍えない上に、餌も必要としないで数ヶ月をサナギのまま生き延びられるのです。

サナギをそっと調べてみると、心拍数は非常にゆっくり。体温も低い。
つまり、仮死状態。これで一冬を乗り越えたサナギは、次の春に羽化して、またキャベツ畑をひらひらします。
一年の間に二世代移り変わるわけです。

呑気なイメージのあるモンシロチョウだけど、厳しい冬の寒さを乗り越えてひらひらしている。
季節以外にも人間、アシナガバチ、アオムシコマユバチみたいな天敵の魔の手を逃れ、キャベツ畑でひらひら。

モンシロチョウは小さくて、地味だけど、実はすごい虫なんだぜってお話でした。

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