ひととき時間旅行。

上野の国立科学博物館にいって来た。夏にいったばかりだけど、知的欲求を満たすため、半ば無理矢理いって来た。

科学博物館(外観)

科学博物館(外観)

この重厚感。子どもの頃からこの建物を見るとわくわくする。

数年前に新館が出来てもの凄く広く、大きくなった。昔も広かったけど、今はその頃よりさらに広い。
正午過ぎに行くと、最後の方は見切れない。それを知っている俺は、前回は朝10時に行って、昼飯の食わず夕方まで延々見続けていた。
今回は、前回相当まんべなく見たので、ポイントを絞って腰を据えてみる事に。

 

テーマは「生物多様性と人類」。

 

ちょっとぶちあげ過ぎって感じだけど、このテーマ自体、実は俺がもっとも関心のある事柄なのさ。環境問題っていうと、二酸化炭素とかそっち系の話が中心になるんだけど、この「生物多様性」っていうのも重要な問題なんだぜ。2010年に名古屋で開催されたcop10はそれがメインの国際会議だったし、人類が他の生物を「資源」として用いる側面がある以上、産業の側からももっと注目されるべきだし、企業はもっと取り組むべきと考えている。

 

人間は自分に関係のない世界のこととなると驚くほど無関心になる。どこかのジャングルが切り開かれて、草花や動物が絶滅しようと関心が無い。それを何とか結びつける糸口は無いものか。そんなふんわりした想いの元、博物館に。

 

テーマが生物だから、古生物から原生生物までの歴史を、食い入るように見て来た。

 

鉱物資源を食べて生きる単細胞生物が、光合成を行う植物性プランクトンに進化し、細胞の数がどんどん増えて形も大きさも複雑さを増し、魚や鳥やトカゲ、数多くの木々が生まれ、ほ乳類が生まれ、人類が生まれた。
45億年という気が遠くなるような長い長い歴史の中で、恐竜や三葉虫みたいに大繁栄をしたけど絶滅していった生き物達もいる。バージェスの動物達(以前の日記「いのちの爆発」参照)みたいな個性的な生き物達もいる。

 
今生きている俺たちと直接関わることは無いけど、進化の課程で枝分かれしていった。元は俺たちだって嫌気性バクテリアの一種からスタートしている。だからこの生き物達とも、どこかで繋がっている。進化の過程を眺めると、そういう気持ちに否が応でもさせられる。人間は人間として天地開闢のときから存在したわけではない。色んな生き物の夥しい生き死にの中でつないでいった命の糸みたいなもの。

 
そういうものを、俺たちも確かに受け継いでいる。

 
この宇宙にどれだけの生き物がいるか分からないけど、もし仮にこの地球にしかいないのだとして、月にすら辿り着けるくらいの行動範囲を持つ人類の役割って一体なんだろうか。
ひょっとしたら、生物の存在そのものが様々な可能性や、未来につながっているんじゃないだろうか。生物多様性っていう言葉で説明しきれないくらい、もっと大きなスケールで論じ、対策しないといけないときがきているんじゃないだろうか。
生き物達のダイナミックな物語を想像しながらいろんなコトを考え考え、時間を過ごした。
結論なんてすぐには出ない。けど、つながっているって意識を持つ事が、まずは身近に感じるための糸口なのかも知れない。そんな想いを持って博物館を後にした。
短いけど、本当に有意義な時間だった。

ところで、博物館でこんなものを手に入れた。

アノマロカリス

「いのちの爆発」の回で紹介した「バージェスの悪魔」こと、アノマロカリスのぬいぐるみ。様々なサイズがあって、上は16200円のものまである。これはイチバン小さいサイズだけど、不気味なフォルムは良く再現されている。こんなのがごそごそ生きていたと思うと胸が熱い。

レシート

レシートにもしっかりと記載されていた。

科学博物館は本当に面白い。ここは本当に最高の場所だ。

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