1/10 BABYMETAL@さいたまスーパーアリーナ

これまで数々のミュージシャン・バンドのライブを観てきたが、ここまでハマったものがあったかどうか分からない。僕の前に突如として現れ、心を鷲掴みにした存在、BABYMETAL。

 

2014年の6月頃にyou tubeで観たとある動画をきっかけに興味を持ち、英国のメタル・フェス「Sonisphere」のファンカムにて「完落ち」。にもかかわらず、懐疑的な思いを裏腹に抱えたままの僕は初動が遅れ、年内のライブ的なものは何も見られない。自分の決断の鈍さを呪いながら、非常に悶々とした日々を過ごした中、1/10のこの日を迎えたのだった。

パワフルで心地よく突き抜けるSU-METALの歌声や、とにかくキュートで激しいYUIMETALとMOAMETALのパフォーマンス。こうした魅力については、これまで自分が出会ってきた数々のミュージシャン(性別年代に著しい偏りがあるのは否めない)から得た感動とは全く異なるものだった。

待ちに待った、「その日」。それが、僕の1/10だった。本当に観たかった聴きたかった、BABYMETAL。そのライブを、もうじき体験できる。その事実は、僕にとってはあまりにも大きいことだった。

当日は夕方頃に会場に着く気持ちでいたが、朝からなんだかそわそわする。居てもたってもいられない。そわそわしても開演が早まるでもなし・・と気持ちを抑えつつも、なるべく近場に行っておきたい。僕の住んで居る「聖蹟桜ヶ丘」から「さいたま新都心」は、ちょっと距離がある上に、移動に武蔵野線を挟む。風が吹いたら危険だ。そんなわけで、結局、本来予定していた時間より少し早めに家を出た。

しかしながら、これはいい判断だった。自分が平常心では無い、ということを判断材料に織り込んではいなかったが、電車を逆方向に乗ったり、降りるべき駅を通過するなど、考えられないミステイクを連発してしまった。早めに出たのに予定通りの時間に「さいたま新都心」に着いた。(着いてからもそわそわし通しで、意図がわからない行動を取り続けていた気がする。)

間の行動は省略して、開場。

はじめてのさいたまスーパーアリーナ。スタンド200レベルの下の方、というところだったが・・・ステージが意外と近く感じる。

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位置的にはちょうど正反対だけど、物理的な距離はこのくらいだったような。謎の橋はあるし、浮いている物体もあるし・・・これは一体どうなってしまうんだろう・・・ライブへの期待もさることながら、演出的な手法にも期待が高まる。

会場内の客入れBGMは総メタル。そもそもメタラーでは無い僕でも、結構知っている曲が多い。そして会場のそこかしこではこの方たちが客を煽る。

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既にこの時点で泣きそうになっている。どうしたことかどうしたことか・・・開演したらどうなるんだこれ・・・期待が少しだけ不安に変わる。あれだけ待ち焦がれたライブなのに、はじまった瞬間自分がどうなるか・・・ということへの不安が徐々に高まる。小心者。

と、そんな中、いよいよ開演!CDや各種映像で何度も観た、テレビでも観た、あのBABYMETALだ!

「きーつーねー きーつーねー」ってSE流れてる!やばい!やばい!メギツネなの?メギツネなの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きたああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バツン!!!!!!!!!!(記憶が飛ぶ音)

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・・はい、実は、ライブ中の記憶がほとんどありません・・・ほぼ完全に・・・ぶっ飛んでました・・・・こんなことは、本当にはじめてです・・・・

 

気がついたら、喉はガラガラ、髪はぐちゃぐちゃ、首は激痛、リストバンドは泣いたか何したか、水分を含んでやたら重い。とりあえず、断片的な記憶の中の感想を箇条書きしていくと・・・

 

・SU-METALはめちゃくちゃ歌が上手い

単に声がいいとかそんなレベルのボーカリストでは無かった。表現力、カリスマ性、リズム感、どれを取っても非の打ち所がなかった。特に彼女がひとりで歌う「紅月」や「悪夢の輪舞曲」は圧巻だった。

・3人ともビジュアルが素晴らしい

音楽の世界に誘うには、それを誘発するビジュアル、カリスマ性が必要と思う。そういう意味で、3人とも完璧だった。

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・パフォーマンスがやばい

BABYMETALのライブは他と比べて短いと言われているが、3人とも終始素早く動き続けている。MCも無い。ダンスは良くわからないけど、常軌を逸したフリ(クラウチングで猛ダッシュみたいな)を繰り返す曲、テンポが異常に早い曲をくるくる表情を変えながらすらすらと踊り、疲れた様子など微塵も見せなかった。

 

・神バンドの演奏が超絶過ぎて泣く

本当に超絶過ぎる。どういう練習すればそんなフレーズ弾けるのやら・・・特にベースのBOHさんのプレイは人間業では無い。六弦ベースを自在に操り、タッピングやらスラップやら、難解なフレーズを縦横無尽に弾き狂いながらグルーブを産み出すプレイは、形容する言葉すら見当たらなかった。

 

・お客さんが激アツ

BABYMETALのオーディエンスは、普段はジェントルで良い人ばっかりだけど、BABYMETALに関しては熱い。僕はスタンドから眺めていて、あちらこちらでWODやらサークルモッシュが起こっているのを見た。

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しかも皆、笑顔。

 

結論的には、本当に良いライブだった。これまで観てきたいろんなものの中でも、間違いなくベストなものの一つだったと思う。そして、彼女らの年齢(平均15.7歳)を考えると、伸び代はまだまだある。この日のライブは、そういう意味ではまだ「通過点」に過ぎない。僕は、とんでもない世界の扉を開けてしまったのかも知れない、とさえ思えた。「アイドルかメタルか」なんて、本当にどうでもいい話。今、そこにあるものをカテゴライズする言葉が無いだけ。そしてそこにある「それ」は、燦然たる輝きとともに、大いなる感動をもたらした。そこにおいては、説明する言葉は意味がない。感動と興奮があるのみ。それだけで、もう十分。

 

音楽は、やり尽くされていない。まだまだ変わる余地がある。どんどん新しくなれる。でも、最終的に目指すことは、ただひとつ。その揺るぎない一点をBABYMETALは、独特な方法で示した。世界の新しい形を見る思いだった。

 

 

この日の夜のことを、僕は一生忘れない。そして、そんな夜をこの先幾千見られることか。感動と興奮の先導役、新世界の道標。BABYMETALへの、大いなる期待は尽きない。

 

 

 

【セットリスト】

1.メギツネ
2.いいね!
3.あわあわフィーバー(仮)
4.紅月-アカツキ-
5.おねだり大作戦
6.神バンドソロ~Catch me if you can
7.ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
8.4の歌
9.神バンドインスト
10.悪魔の輪舞曲
11.ヘドバンギャー!!
12.ギミチョコ!!
13.イジメ、ダメ、ゼッタイ

アンコール
14.BABYMETAL DEATH
15.ド・キ・ド・キ☆モーニング
16.Road of Resistance

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3件のコメント on “1/10 BABYMETAL@さいたまスーパーアリーナ”

  1. […] 東京は晴れ。聖蹟桜ヶ丘から京王八王子→八王子→新横浜と乗り継いで新幹線で米原まで。米原で特急しらさぎで福井に入るというルート。本当は日帰りにはしたくなかったけど、予算の関係と翌日の予定の関係上、強行日程を組むが、途中の雪の多さに少しビビる。 […]

  2. […] 尊敬する先輩が今でもカッコよくステージに立っている姿がいきなり熱くて大変な幕開けとなった月。ただひたすら旅の毎日。初めて行く場所はどこでもときめく。沖縄に久しぶりにいけたこと、色んな出会いがあったことが良かったかな。念願のBABYMETALがやっぱり物凄かったこと、バンドトモフは何度観ても最高だったということが印象深いです。 […]


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