12/14 Theピーズ&TOMOVSKY「大木兄弟生誕50周年特別記念LIVE!」:渋谷TSUTAYA O-EAST

前日のBABYMETALに引き続き、月曜日は待ちに待った「大木兄弟生誕50周年特別記念LIVE」へ。昨年まで下北沢で開催されていたイベントだったが、キャパの問題でチケットは取れた試しが無い(というよりも、僕にとっては事実上取ることができない)貴重なイベント。それが今年は記念の年ということなのか、渋谷TSUTAYA O-EASTでの開催となった。キャパも大きくなり、プレイガイドの予約もできるようになった。おかげで今年は参加できることになった。本当にこれはありがたかった。僕にとっては「あの」とつけるべき二つの存在、theピーズとTOMOVSKY。史上最高の一卵性双生児、大木温之(ハル)と大木知之(トモフ)のアニバーサリーライブ。節目の年のはどうしても目にしておきたいという願いはひとまず叶えられることになった。

 

当日、会場に行く前に「さくら学院5th Anniversary ミュージアム」に行く。

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過去の様々な衣装やMVに見入り、過ぎてきた時間と果てしない未来に想いを馳せる。ずっと見ていたい気持ちにさせられるが、ライブの時間も迫ってきたので移動する。充分に良い時間だった。彼女らの5年の歩み、努力、未来。胸に迫るものがあった。

 

名残惜しい気持ちを堪えつつ、大木兄弟50周年の会場に向かう。9月のさくら学院でもお世話になった渋谷TSUTAYA O-EAST。今年は数えて4回目の来訪。内、2回はさくら学院。1回はBABYMETAL。どれも一生モノのライブだった。感謝感謝の箱なのである。

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着いた頃には、入場はあらかた終わっていたけど、整理番号が元々悪かったからキニシナイ・・・2階でも見やすい聴きやすいことを俺は知っているんだぜぇー、と余裕の入場。案の定、2階。ひとまず落ち着けそうな場所に陣取り、開演を待つ。場内のSEはローザ・ルクセンブルク。トモフが大好きだと言っていた。場内映像では、双子の幼少期から青年期までの懐かしの写真が投影されていた。さながら結婚式か。双子でも顔の見分け方があることが良く理解できた。

さて、待ちに待った開演。冒頭、出てきたのはトモフでは無く、増子直純さん(怒髪天)。それも何とMC。(しかも少し酔っ払っている)。何を話したか詳細までは覚えていないけど、双子おめでとうということと、スノードームは明らかに作りすぎなので買って帰れということだった。スノードームを1000個発注したのは確かにやりすぎ感ある・・・と思いつつ、MC増子直純のコールでバンドトモフ登場。

一発目は、「スポンジマン」。この日はアニバーサリーなのか何なのかわからないけど、とにかく最初から感極まった状態。触ると泣く勢い。トモフもいつも以上に様子がおかしい。どうも増子さんのMCが変なツボを押したのか、感極まっている。ハイテンションでも、どこか冷めているトモフが・・・だけど、そこはさすがに百戦錬磨のプロフェッショナル。気持ちをするりと立て直し、感極まった状態の僕らの気持ちをスポンジでできた体でシュッと吸い取り、自分の空気に切り替える。以降、ステージ上はトモフの独壇場。「脳」「ムカシミタイニハアソベナイ」「あのハナシのつづき」「こころ動け」「人生は無限だ」等、不朽の名曲が次々繰り出される。

8曲目。ここでトモフがお手紙を読み上げる真似をする。「北海道の山中さわお君からお手紙が届いています。僕はTOMOVSKYさんのSKIPという曲が大好きで、50回聴いたら50回泣いてしまうのです」・・・って、どこかのおっさんツアーで聴いた内容。次はトモフの最高の名曲の1つとも言える「SKIP」だということはわかった。でも、あの手紙の時、確かさわおさんは出てこなかった・・・が、今夜は何とゲストギタリストとして登場するという。トモフのコールで現れたのは山中さわおさん(the pillows)本人だ!びっくりだ最高だ50歳最高だアゥイエー!!!!!

・・・かと思いきや、テンションが低い。本人曰く「開演10分前にゲスト出演を依頼された」「SKIPは大好きで何度も聴いているが、ギターは弾けない」とのこと。そこをトモフがほぼ無理やりギター(バンドトモフギタリストのはかまださんのギブソンSG)を持たせ、はかまださんはさわおさんにコードを伝えつつ、抑揚係件エフェクター踏み替え係になるという珍事態。正直、今まで見てきたさわおさんの中で最も可愛い印象・・最初こそ戸惑ってましたが、慣れてくると自分の手癖が出てきて、the pillowsのオルタナな雰囲気が漂い出す。とってもかっこいいSKIP。一味違うスペシャルエディションでした。

さわおさんとバンドトモフの夢のコラボレーションが終わり「映画の中」を経て、次の「無計画という名の壮大な計画」がバンドトモフのハイライト。

トモフがウミガメ君(お客さんの男性)に乗って客席の真ん中まで移動したのをすごい光景だと眺めてた。トモフのライブはいつもこんな感じ。オーディエンスとの関係性・信頼性がいろんな形で伝わってくる。無計画〜でも、曲のテーマ「無計画という名の壮大な計画」のコーラスはオーディエンスが担うし、大きめの男性客がいると平気でトモフはダイブしてくる(僕も数回「名誉」の役割を担った)。いつもこの人のライブは見たことのない風景を見せてくれる。本当にこの人についてきて心から良かったと思った。

トモフの最後の曲は「ほめてよ」。見たことのない風景を現出した後に「誉められないと生きていけない50歳」と言えちゃうのがTOMOVSKYのかっこよさだなぁ。キメキメには決してしないんだけど、言うべきことはビシっと言うし、笑わせるところも泣かせるところもしっかり用意している。本当にかっこ良かった・・・

 

さて、バンドトモフが終わってSEが矢沢永吉に変わる。そうそう、ハルは永ちゃんの大ファンだものね。

やがて暗転し、また増子さん登場。さっきよりも顔の赤みが増している気がする。このMCも面白かったけど内容を一言一句は覚えていない。結局全てはスノードームを買え、に帰結する(笑)

MC増子直純のコールでtheピーズ登場。さっきまでバンドトモフのベーシストだった男は、theピーズのベース&ボーカルとして安孫子義一(G,アビさん)、佐藤シンイチロウ(Dr,シンちゃん,from the pillows)の一癖も二癖もある男達とともにステージに現れた。

ハッピーバースデーとともに、theピーズの音楽がフロアに吐き出された。theピーズも名曲が多い。何度もいろんな場所で聴いてきた「底なし」「ゴーラン」「3度目のキネマ」から、「日が暮れても彼女と歩いてた」「幸せなボクら」などの特別な曲まで、これでもかと叩きつける。ステージ上の3人は全員50代。しかしそれを忘れてしまう程、彼らの音楽は熱くて激しい。ハルは歌いながらベースをぶいぶいドライブさせる。シンちゃんのドラムはthe pillowsの時よりも力強くて荒々しい。アビさんのギターは暖かくて鋭い。3人で紡ぐグルーヴはうねり狂い熱狂の渦を創り出す。theピーズは最高にかっこいいロックバンド。この日は普段に輪をかけて荒々しく、熱く、燃え上がっていた。アニバーサリーの空気がいいエフェクトになっているのは明らか。theピーズは今年で28年目。ハルとアビさんとシンちゃんでやるようになって13年。紆余曲折を経てきた男達の絆は音ににじみ出ている。厚み、つながり・・このバンドは本当に特別。ずっと堪能していたい音。心から痺れまくった・・

 

バンドトモフとtheピーズの熱すぎるステージが終わる。しかしここからお楽しみの時間。ステージ上にはドラムセット2台が居並ぶ。

 

第3部。今度は全員バージョンハッピーバースデーからスタート。その後は兄弟勢が入れ替わり立ち替わりのスタイル。

先発はtheピーズ、曲は「生きのばし」。これは途中まで普通にやってたけど、途中でトモフがドラムで乱入。そういえばこの人マルチプレイヤーなんでしたね。ドラムが2台入ると音の重みが違います。シンちゃん&トモフのドラム軍団、格別でした。

続いてはトモフ。曲は「我に返るスキマを埋めろ」。ゲストボーカルに山中さわおさん(the pillows)が再び登場。しかし、ほとんど歌ってない(笑)ただ踊ったり酒飲んだりしているゲストでした。この曲は本当に華やかで大好き。

3曲目。ここで全員登場で「グライダー」。日比谷の25周年の時、ハルが泣きながら歌っていた記憶は未だ鮮烈。「10年前も10年先も」と歌うところを「50年前も、50年先も」と歌っていたり、ベースを一時スタッフさんに交代し、兄弟が2階席にダッシュで移動し紙飛行機を飛ばす演出もありました。縦横無尽。やりたい放題兄弟。

4曲目。トモフの新曲。本邦初公開、最新作「歌う50歳と50歳」初披露。そう、「歌う49歳」が一つ歳を重ねたからね。また新しい曲になって生まれ変わりました(笑)

ここで一旦小休止して、アンコール。オオツカさん(Key,バンドトモフ,from サードクラス)のピアノ演奏で兄弟登場。なんとスーツ姿。なぜか笑えてしまう(ごめんなさい)。特にハルのジャケットは、なぜかダブルだった。どこか地方のチンピラ臭がする(笑)。

お誕生日といえば、ケーキ。ここでケーキも登場するが、持ってきたのはパティシエ風の出で立ちのグレートマエカワさん(フラワーカンパニーズ)。微妙に似合っている。自分たちの祝福なのに、フラワーカンパニーズの武道館ソールドアウトおめでとう!と言えてしまう兄弟さすが。おめでとうにはおめでとう返し。

パティシエ姿のままハルのベースをグレートさんが受け持ち、ハルはトモフとハンドマイクでアンコール。1965年のヒット曲「In my life」(The Beatles)、「Happy X’mas(War Is Over)」(ジョン・レノン)、「Birthday」(The Beatles)を華々しくやって、この楽しいお誕生会はお開きとなった。

 

夜7時から始まって、会場を後にしたのは夜10時半。たっぷり3時間半とは思えないほど時間は濃密だった。印象的だったのは、バンドだけでなくスタッフ達がみんなニコニコしていたこと。ゲスト達もみんなニコニコフラフラ。ここにいるすべての人たちが、酒と笑顔で酔いしれている感じだった。ハルもトモフはいろんな人たちに愛されている。僕も大好き。関わるすべての人が彼らを愛している。愛に溢れた空間だった。

 

帰り道、ふと思う。ミュージアムで観たさくら学院、必死で積み上げる今、無限の未来。渋谷TSUTAYA O-EASTで観た大木兄弟、積み上げ続けてきた今、分厚い過去。どちらも自分たちの色、自分たち輝き。美しく光っている。時間は本当に素晴らしい。努力、戦うこと、仲間、家族、全部に大きな意味があって、財産になる。今、僕の周りで起きていることも、きっとそうだ。やがて血肉になる。意味の無い時間なんか無い。やり続ける。腐らず焦らず。

いい刺激だった。最高だった。一生モノの夜だった。僕も頑張ろう。

 

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また10年後。次は還暦祝い。

 

・セットリスト

【第一部:tomovsky】
1、スポンジマン
2、脳
3、ムカシミタイニハアソベナイ
4、あのハナシのつづき
5、いい星じゃんか!
6、こころ動け
7、人生は無限だ
8、SKIP
10、映画の中
11、無計画という名の壮大な計画
12、ほめてよ

 

【第二部:theピーズ】
1、底なし
2、ゴーラン
3、ドロ船
4、血の丸
5、絵描き
6、3度目のキネマ
7、リトルボウズ
8、幸せなボクら
9、焼きめし
10、日が暮れても彼女と歩いてた
11、キャロ
12、脱線
13、とどめをハデにくれ
14、真空管

 

【第三部】
1、生きのばし
2、我に返るスキマを埋めろ
3、グライダー
4、歌う50歳と50歳

 

【アンコール】
en1、In my life
en2、Happy X’mas(War Is Over)
en3、Birthday

 

 

 

 

 

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