2015

世の中の風潮に流されて今年一年をなんとなく総括してみる。

◆1月

尊敬する先輩が今でもカッコよくステージに立っている姿がいきなり熱くて大変な幕開けとなった月。ただひたすらの毎日。初めて行く場所はどこでもときめく。沖縄に久しぶりにいけたこと、色んな出会いがあったことが良かったかな。念願のBABYMETALがやっぱり物凄かったこと、バンドトモフは何度観ても最高だったということが印象深いです。

◆2月

1月に続き、上旬は旅の日々。旅先で昔の仲間と出会う。不思議な偶然というものは実際あるものですね。中旬以降は暴力的に忙しい日々。オーディオの新調という一大イベントもありました。

◆3月

殺人的な忙しさのため徹夜が続く。中々過酷な筈なのに、週末にはきちんとお楽しみがある。さくら学院の公開授業、ライブ、卒業式、the pillowsのライブ等、盛りだくさん。死ぬほど働いて死ぬほど遊んだ。しかし、月末は完全に燃え尽きる。やりすぎ感満載の3月。豊洲は行きたかったんだよ・・・マジで・・

◆4月

上旬に長野までミスチル見に行きましたが、それ以外は基本的にはお仕事の毎日。3月やり過ぎたせいか、若干不調でした。あ、潮干狩りで空前の成果を得ました。

◆5月

さくら学院転入式。まさか行けると思わなかったので、これはびっくり。(アミュモバで取れたのです)

5月といえば、大相撲が熱かった。照ノ富士強かったですが、千秋楽の日馬富士の援護射撃が・・・すごかった。

◆6月

3月に続いて中々忙しい日々でしたが、幕張で観たBABYMETALがやはり素晴らしかった。感動しました。夜も良かった。レコードプレイヤーがやってきたのは6月末。オーディオ環境が少しずつ整えられてきましたね。CDで持っているHR/HM系の音源の聴き比べをしてショックを受ける。激変の6月。

◆7月

暑い中、お仕事もしていましたが最大のイベントは7月末のBABYMETALのライブでしょうね。至近距離・小箱で遭遇したBABYMETALはこの世のものとは思えないほど美しくて熱くて、ラウドでした。最高すぎました。汗でTシャツが絞れる経験は久しぶりでした。

◆8月

TIF新潟のミスチル、初遭遇の虎姫一座と、一生忘れられないような経験が目白押しの8月上旬から、休み返上で働き続ける中下旬と、コントラストがはっきりしてしまった月。中でもTIFかなぁ・・スカイステージのさくら学院、これは本当に一生モノです。来年も行きます。月の終わりには偶然に助けられて@JAMEXPOにも行けました。

◆9月

忙しい8月と打って変わって連休が多い9月。助けられました。さくら学院の公開授業でまさかの最前列。これは衝撃でした。ライブも良かったですね。最高でした。公開授業翌日に虎姫一座を観に行ったりもしました。地元の桜ヶ丘公園に行ってみたのもこの頃。いい場所に出会うことができました。

◆10月

基本的におとなしくすると決めていましたが、お誘いいただいて武藤彩未さんのアコースティックライブに行きました。素晴らしい歌声に度肝を抜かれました。月の最後にさくら学院の「学院祭」に行きましたが・・・筆舌に尽くしがたい体験でした。最高でした。

◆11月

この月は・・・虎姫一座、theピーズ、オズフェスと盛り沢山でした。いずれ感想めいたものはここに上げるつもりなので詳細は書きませんが、どれも最高でした。月の半ばくらいから猛烈に忙しくなったため、喉が少し不調になりました。が、大したことは無いとタカをくくっていたのが大間違いの元でした。

◆12月

11月からの猛烈な忙しさに対処しながら、さくら学院5周年ライブ、BABYMETALの新横浜、大木兄弟聖誕祭と転戦。まあ本当にどれも忘れることはできないですね。休み抜きでオラオラ働いていても、楽しい時間で回復するものです・・・と思いきや、11月の喉の不調はとんだ伏線でした。中旬、インフルエンザ(A型)と溶連菌のダブル感染が発覚し、出社停止に。その後、滞った処理をするために猛烈な忙しさに見舞われました。月の終わりは虎姫一座で楽しく締めくくりました。

 

1年間、いろんな場所で出会った方、はじめましての方、お久しぶりですの方、みなさん本当にどうもありがとうございました。総じて素晴らしい一年でした。来年も毒吐きゲロ吐きよろしくお願いします。

 

良いお年をお過ごしください!!!!

 

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12/14 Theピーズ&TOMOVSKY「大木兄弟生誕50周年特別記念LIVE!」:渋谷TSUTAYA O-EAST

前日のBABYMETALに引き続き、月曜日は待ちに待った「大木兄弟生誕50周年特別記念LIVE」へ。昨年まで下北沢で開催されていたイベントだったが、キャパの問題でチケットは取れた試しが無い(というよりも、僕にとっては事実上取ることができない)貴重なイベント。それが今年は記念の年ということなのか、渋谷TSUTAYA O-EASTでの開催となった。キャパも大きくなり、プレイガイドの予約もできるようになった。おかげで今年は参加できることになった。本当にこれはありがたかった。僕にとっては「あの」とつけるべき二つの存在、theピーズとTOMOVSKY。史上最高の一卵性双生児、大木温之(ハル)と大木知之(トモフ)のアニバーサリーライブ。節目の年のはどうしても目にしておきたいという願いはひとまず叶えられることになった。

 

当日、会場に行く前に「さくら学院5th Anniversary ミュージアム」に行く。

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過去の様々な衣装やMVに見入り、過ぎてきた時間と果てしない未来に想いを馳せる。ずっと見ていたい気持ちにさせられるが、ライブの時間も迫ってきたので移動する。充分に良い時間だった。彼女らの5年の歩み、努力、未来。胸に迫るものがあった。

 

名残惜しい気持ちを堪えつつ、大木兄弟50周年の会場に向かう。9月のさくら学院でもお世話になった渋谷TSUTAYA O-EAST。今年は数えて4回目の来訪。内、2回はさくら学院。1回はBABYMETAL。どれも一生モノのライブだった。感謝感謝の箱なのである。

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着いた頃には、入場はあらかた終わっていたけど、整理番号が元々悪かったからキニシナイ・・・2階でも見やすい聴きやすいことを俺は知っているんだぜぇー、と余裕の入場。案の定、2階。ひとまず落ち着けそうな場所に陣取り、開演を待つ。場内のSEはローザ・ルクセンブルク。トモフが大好きだと言っていた。場内映像では、双子の幼少期から青年期までの懐かしの写真が投影されていた。さながら結婚式か。双子でも顔の見分け方があることが良く理解できた。

さて、待ちに待った開演。冒頭、出てきたのはトモフでは無く、増子直純さん(怒髪天)。それも何とMC。(しかも少し酔っ払っている)。何を話したか詳細までは覚えていないけど、双子おめでとうということと、スノードームは明らかに作りすぎなので買って帰れということだった。スノードームを1000個発注したのは確かにやりすぎ感ある・・・と思いつつ、MC増子直純のコールでバンドトモフ登場。

一発目は、「スポンジマン」。この日はアニバーサリーなのか何なのかわからないけど、とにかく最初から感極まった状態。触ると泣く勢い。トモフもいつも以上に様子がおかしい。どうも増子さんのMCが変なツボを押したのか、感極まっている。ハイテンションでも、どこか冷めているトモフが・・・だけど、そこはさすがに百戦錬磨のプロフェッショナル。気持ちをするりと立て直し、感極まった状態の僕らの気持ちをスポンジでできた体でシュッと吸い取り、自分の空気に切り替える。以降、ステージ上はトモフの独壇場。「脳」「ムカシミタイニハアソベナイ」「あのハナシのつづき」「こころ動け」「人生は無限だ」等、不朽の名曲が次々繰り出される。

8曲目。ここでトモフがお手紙を読み上げる真似をする。「北海道の山中さわお君からお手紙が届いています。僕はTOMOVSKYさんのSKIPという曲が大好きで、50回聴いたら50回泣いてしまうのです」・・・って、どこかのおっさんツアーで聴いた内容。次はトモフの最高の名曲の1つとも言える「SKIP」だということはわかった。でも、あの手紙の時、確かさわおさんは出てこなかった・・・が、今夜は何とゲストギタリストとして登場するという。トモフのコールで現れたのは山中さわおさん(the pillows)本人だ!びっくりだ最高だ50歳最高だアゥイエー!!!!!

・・・かと思いきや、テンションが低い。本人曰く「開演10分前にゲスト出演を依頼された」「SKIPは大好きで何度も聴いているが、ギターは弾けない」とのこと。そこをトモフがほぼ無理やりギター(バンドトモフギタリストのはかまださんのギブソンSG)を持たせ、はかまださんはさわおさんにコードを伝えつつ、抑揚係件エフェクター踏み替え係になるという珍事態。正直、今まで見てきたさわおさんの中で最も可愛い印象・・最初こそ戸惑ってましたが、慣れてくると自分の手癖が出てきて、the pillowsのオルタナな雰囲気が漂い出す。とってもかっこいいSKIP。一味違うスペシャルエディションでした。

さわおさんとバンドトモフの夢のコラボレーションが終わり「映画の中」を経て、次の「無計画という名の壮大な計画」がバンドトモフのハイライト。

トモフがウミガメ君(お客さんの男性)に乗って客席の真ん中まで移動したのをすごい光景だと眺めてた。トモフのライブはいつもこんな感じ。オーディエンスとの関係性・信頼性がいろんな形で伝わってくる。無計画〜でも、曲のテーマ「無計画という名の壮大な計画」のコーラスはオーディエンスが担うし、大きめの男性客がいると平気でトモフはダイブしてくる(僕も数回「名誉」の役割を担った)。いつもこの人のライブは見たことのない風景を見せてくれる。本当にこの人についてきて心から良かったと思った。

トモフの最後の曲は「ほめてよ」。見たことのない風景を現出した後に「誉められないと生きていけない50歳」と言えちゃうのがTOMOVSKYのかっこよさだなぁ。キメキメには決してしないんだけど、言うべきことはビシっと言うし、笑わせるところも泣かせるところもしっかり用意している。本当にかっこ良かった・・・

 

さて、バンドトモフが終わってSEが矢沢永吉に変わる。そうそう、ハルは永ちゃんの大ファンだものね。

やがて暗転し、また増子さん登場。さっきよりも顔の赤みが増している気がする。このMCも面白かったけど内容を一言一句は覚えていない。結局全てはスノードームを買え、に帰結する(笑)

MC増子直純のコールでtheピーズ登場。さっきまでバンドトモフのベーシストだった男は、theピーズのベース&ボーカルとして安孫子義一(G,アビさん)、佐藤シンイチロウ(Dr,シンちゃん,from the pillows)の一癖も二癖もある男達とともにステージに現れた。

ハッピーバースデーとともに、theピーズの音楽がフロアに吐き出された。theピーズも名曲が多い。何度もいろんな場所で聴いてきた「底なし」「ゴーラン」「3度目のキネマ」から、「日が暮れても彼女と歩いてた」「幸せなボクら」などの特別な曲まで、これでもかと叩きつける。ステージ上の3人は全員50代。しかしそれを忘れてしまう程、彼らの音楽は熱くて激しい。ハルは歌いながらベースをぶいぶいドライブさせる。シンちゃんのドラムはthe pillowsの時よりも力強くて荒々しい。アビさんのギターは暖かくて鋭い。3人で紡ぐグルーヴはうねり狂い熱狂の渦を創り出す。theピーズは最高にかっこいいロックバンド。この日は普段に輪をかけて荒々しく、熱く、燃え上がっていた。アニバーサリーの空気がいいエフェクトになっているのは明らか。theピーズは今年で28年目。ハルとアビさんとシンちゃんでやるようになって13年。紆余曲折を経てきた男達の絆は音ににじみ出ている。厚み、つながり・・このバンドは本当に特別。ずっと堪能していたい音。心から痺れまくった・・

 

バンドトモフとtheピーズの熱すぎるステージが終わる。しかしここからお楽しみの時間。ステージ上にはドラムセット2台が居並ぶ。

 

第3部。今度は全員バージョンハッピーバースデーからスタート。その後は兄弟勢が入れ替わり立ち替わりのスタイル。

先発はtheピーズ、曲は「生きのばし」。これは途中まで普通にやってたけど、途中でトモフがドラムで乱入。そういえばこの人マルチプレイヤーなんでしたね。ドラムが2台入ると音の重みが違います。シンちゃん&トモフのドラム軍団、格別でした。

続いてはトモフ。曲は「我に返るスキマを埋めろ」。ゲストボーカルに山中さわおさん(the pillows)が再び登場。しかし、ほとんど歌ってない(笑)ただ踊ったり酒飲んだりしているゲストでした。この曲は本当に華やかで大好き。

3曲目。ここで全員登場で「グライダー」。日比谷の25周年の時、ハルが泣きながら歌っていた記憶は未だ鮮烈。「10年前も10年先も」と歌うところを「50年前も、50年先も」と歌っていたり、ベースを一時スタッフさんに交代し、兄弟が2階席にダッシュで移動し紙飛行機を飛ばす演出もありました。縦横無尽。やりたい放題兄弟。

4曲目。トモフの新曲。本邦初公開、最新作「歌う50歳と50歳」初披露。そう、「歌う49歳」が一つ歳を重ねたからね。また新しい曲になって生まれ変わりました(笑)

ここで一旦小休止して、アンコール。オオツカさん(Key,バンドトモフ,from サードクラス)のピアノ演奏で兄弟登場。なんとスーツ姿。なぜか笑えてしまう(ごめんなさい)。特にハルのジャケットは、なぜかダブルだった。どこか地方のチンピラ臭がする(笑)。

お誕生日といえば、ケーキ。ここでケーキも登場するが、持ってきたのはパティシエ風の出で立ちのグレートマエカワさん(フラワーカンパニーズ)。微妙に似合っている。自分たちの祝福なのに、フラワーカンパニーズの武道館ソールドアウトおめでとう!と言えてしまう兄弟さすが。おめでとうにはおめでとう返し。

パティシエ姿のままハルのベースをグレートさんが受け持ち、ハルはトモフとハンドマイクでアンコール。1965年のヒット曲「In my life」(The Beatles)、「Happy X’mas(War Is Over)」(ジョン・レノン)、「Birthday」(The Beatles)を華々しくやって、この楽しいお誕生会はお開きとなった。

 

夜7時から始まって、会場を後にしたのは夜10時半。たっぷり3時間半とは思えないほど時間は濃密だった。印象的だったのは、バンドだけでなくスタッフ達がみんなニコニコしていたこと。ゲスト達もみんなニコニコフラフラ。ここにいるすべての人たちが、酒と笑顔で酔いしれている感じだった。ハルもトモフはいろんな人たちに愛されている。僕も大好き。関わるすべての人が彼らを愛している。愛に溢れた空間だった。

 

帰り道、ふと思う。ミュージアムで観たさくら学院、必死で積み上げる今、無限の未来。渋谷TSUTAYA O-EASTで観た大木兄弟、積み上げ続けてきた今、分厚い過去。どちらも自分たちの色、自分たち輝き。美しく光っている。時間は本当に素晴らしい。努力、戦うこと、仲間、家族、全部に大きな意味があって、財産になる。今、僕の周りで起きていることも、きっとそうだ。やがて血肉になる。意味の無い時間なんか無い。やり続ける。腐らず焦らず。

いい刺激だった。最高だった。一生モノの夜だった。僕も頑張ろう。

 

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また10年後。次は還暦祝い。

 

・セットリスト

【第一部:tomovsky】
1、スポンジマン
2、脳
3、ムカシミタイニハアソベナイ
4、あのハナシのつづき
5、いい星じゃんか!
6、こころ動け
7、人生は無限だ
8、SKIP
10、映画の中
11、無計画という名の壮大な計画
12、ほめてよ

 

【第二部:theピーズ】
1、底なし
2、ゴーラン
3、ドロ船
4、血の丸
5、絵描き
6、3度目のキネマ
7、リトルボウズ
8、幸せなボクら
9、焼きめし
10、日が暮れても彼女と歩いてた
11、キャロ
12、脱線
13、とどめをハデにくれ
14、真空管

 

【第三部】
1、生きのばし
2、我に返るスキマを埋めろ
3、グライダー
4、歌う50歳と50歳

 

【アンコール】
en1、In my life
en2、Happy X’mas(War Is Over)
en3、Birthday

 

 

 

 

 


12/13 BABYMETAL「BABYMETAL WORLD TOUR 2015 in JAPAN – THE FINAL CHAPTER OF TRILOGY -」:横浜アリーナ

12月は毎年忙しい。特に第2週は重い。週の真ん中から土曜日まで、数日間連続の立ち仕事。慣れているとは言え、さすがに足が痛い。だが、帰り道の足取りは思いの外軽い。それもその筈。翌日12月13日には僕にとっては今年最後となるBABYMETALのライブがある。今年の1月10日から始まり、今回で5度目。観る度に研ぎ澄まされていくパフォーマンスに度肝を抜かれる。驚きと興奮の日が目前に迫っているのだ。加えて翌々日の14日には、過去何度も参加しようと思いつつ果たせなかった「大木兄弟聖誕祭」もある。足を棒にして駆けずり回る仕事を終えて辿り着いた二日間の休息日は、人生最良の二日間になる。そんな予感を前にしては、多少の疲労など関係なく気持ちが浮き立つ。

さて、その日が来た。

多少の疲労など関係無いとは言ったものの、やはり人間なので身体が重い。今回もPITで汗を流しつつ楽しもうと思っているので大半の時間を休息に充て、16時30分現着を目指して家を出る。
しかし、この計画は早々に崩れた。乗車した横浜線が遅れてしまった。これを計算に入れなかった自分の甘さを痛感する。動き出したものの、新横浜駅着は16時50分。駅のホームから横浜アリーナまでの距離、クロークまでの距離を考えると開演時間には間に合わない可能性が高い。少し考え、電車の中で覚悟を決めた。これしかない。
横浜線が新横浜駅についた瞬間、全速力で走ってみた。元々(中高生の頃だが)脚力には自信がある。信号の幸運も手伝って新横浜駅から横浜アリーナまで3分で駆け抜けた。が、クロークは裏らしい。何も考えずクロークまで走る。荷物を預けるのに手間取り、準備が整って17時ジャスト。開演時間だ!焦ってクロークからCブロックへ走る。会場の中に入るとまだ開演していない。安堵しつつCブロック最高峰に入る。刹那暗転。ギリギリセーフ。
さて、今年最後のBABYMETAL。さてどんなものを見せてくれるのか・・・

1、BABYMETAL DEATH
この日の一曲目は、オープニング曲として何度も聴いた「BABYMETAL DEATH」。何度聞いてもこれは燃える。複雑なリフと難解なリズムパターン、展開するたびにノリが変わる変態的な構成の曲を一発目に演るのはそれ自体ヘヴィ過ぎるが、この日の神バンドもBABYMETALも激しくスラスラと弾き、踊る。
この曲で僕が好きなのは、一番最後の部分。ダンスの終わりで肩で息をする3人の姿。歌がほとんど無い分ダンスの負担が大きいのが伝わる。でも次の曲では息が整っている。この子達が超人的な訓練を積んでいることを感じられるシーン。

2、ギミチョコ
BABYMETAL DEATHのアウトロの長ーーーーーーいギターのフィードバック音が切れると、慣れ親しんだイントロ。「世界的ヒット曲」のギミチョコだ。特にこの曲ではオラオラする要素が(僕には)無いので、じっくり聴く。何度聴いても、熱くなる。野太いビートと可愛らしい歌声、ダンスに酔いしれる。辛いものと甘いものを同時に味わうのに近い筈なのに、不思議な多幸感。「みんなー、はーじまーるよー」のコールで心の中の何かが溶解した。

3、いいね!
大好きな曲。100回聴いたら100回浮かれてしまう。浮かれ過ぎて記憶がまだらだが、ラスサビのSU-METALさんの声が過去最高に伸びていたように感じた。

4、あわだまフィーバー
これも大好きな曲。100回聴いたら150回浮かれてしまう(笑)暴力的なビートを声でぐいっと抑えつけることができるのはSU-METALさんにしかできない荒技かも。相乗効果で破壊力が半端ではない。サビの声はいつも以上に伸びやかで美しい。最高に楽しい時間。

5、神バンドソロ〜Catch me if you can
ここで3人娘がステージからハケ、しばし神々の時間。この日は藤岡神(G)、大村神(G)、BOH神(B)、青山神(Dr)。いつも以上に何を弾いているのかわからない、藤岡神のプログレッシブなソロ、正確無比はピッキングとフィンガリングで繰り出される大村神の音速ソロ、手元を見てもさっぱり弾き方がわからないBOH神の変態的ベースソロ、ラフにアプローチしているように見えるのに打音の一つ一つが綺麗でセクシーな青山神のドラムソロを経て、3人娘が舞い戻る。何回見てもいい場面。

6、ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
7月のシークレットの時には疲れてて聴いた記憶が曖昧になってしまった。悔いが残るのでじっくり観る。僕がいたCブロックの最後方からでも娘達の脚さばきが良く見える。

7、ド・キ・ド・キ☆モーニング
大好きな曲の一つ。SU-METALさんの歌は疲れ知らず、YUIMETALさん、MOAMETALさんも疲れ知らず。BABYMETALでは比較的少ない部類の横ノリビートを乗りこなしながら、全身でグルーヴを紡いでいく。止まったり跳ねたり突き進んだり・・・自由にうねり狂う歌とビートの渦で夢見心地。

8、神バンドソロ〜悪夢の輪舞曲
ここで再び娘達はハケ、ステージ上は神々の遊び場になる。言い忘れたが、この日のライブは2daysの二日目。初日にはSU-METALさんのソロ曲「紅月」をやっていたので、僕が見に行った日には「悪夢の輪舞曲」をやるだろうと言われていた。僕は「悪夢の輪舞曲」の前にやる、このプログレっぽいソロの掛け合いが物凄く好きなので、この日は聴けてよかった。
「悪夢の輪舞曲」も神がかっていた。SU-METALさんは、本当に何かに取り憑かれたかのような「妖気」が漂っていた。さっきまで周辺でワチャワチャオラオラしていた他のオーディエンスも黙りこんで、ステージに魅入っている。圧巻のパフォーマンス。

9、おねだり大作戦
女王の時間が終わり、今度はBLACK BABYMETALの時間。この曲も大好き。リズムが気持ちよい。「私、パパのお嫁さんになるんだ♪」でオーディエンスがウォォォ!と湧くのはお約束。僕も湧いた。

10、新曲(修造)
ここでお待ちかねの新曲登場。紙芝居に松岡修造さん風の男性の絵。いや、そのままというべきか。力の限りを尽くして「修造」と叫ぶ。周囲でも「修造」コール。盛り上がるところはそこでは無いと理解しつつ、新曲発表の興奮が抑えきれない。
中国拳法風のダンスパフォーマンスに、戦う意思を表明する歌詞。物凄く素敵な曲だった。YUIMETALさんとMOAMETALさんのキレは凄まじく、食らったらシャレにならなそうな突きや蹴りの形を魅せていた。そして、SU-METALさんの歌。ロングトーンとハイトーンを自在に操りながら曲を表現するその歌唱力。形容する言葉が出てこない程の素晴らしい歌だった。セイヤソイヤの掛け声は否が応でも耳に残る。ソイヤといえば、ちょっと前なら一世風靡セピア、今ならBABYMETALと言われる日も近い(かも)。

11、新曲(ちがう)
続いて、6月の幕張で初披露の新曲。これもたまらない。楽しすぎて頭を振りすぎてしまった。どんな時でもSU-METALさんの歌は僕の中に轟いてくれる。最高すぎる。

12、メギツネ
再びファーストアルバムの中から。難解なメギツネを歌いこなしていることに驚いた。ここまで聴いてて歌がすごいことになっているとは分かっていたけど、本当に大化けしたんだ・・・あんなハードスケジュールこなしながら、影で地道な練習を積んでいた。結果はこの歌に全て凝縮されていた。SU-METALさんの真面目さ、ストイックさに頭が下がる。

13、イジメ、ダメ、ゼッタイ
ピットでわちゃわちゃしてたので曲は覚えてません・・・ごめんなさい。一つ覚えているのは、いつも以上にテンポが速かったように感じたこと。頭振るのも一苦労でした。

14、ヘドバンギャー!!
イジメでわちゃわちゃしていたら、Cブロック最後方から最前列付近に移動していた。ステージを見ると3人も神々も大きいので、縮尺狂ったかと思ったら、動いていたのは自分でした。下らない話を入れるくらいなので、この曲もほとんど覚えていません・・・

15、Road of Resistance
へとへとだけど、わちゃわちゃしないわけにいかない曲。WODの端っこに陣取る。OPの大合唱を経て、汗だくでくしゃくしゃの男衆とともに渦に飛び込む。転ぶ人多数だが、すぐに助け起こす。助け合いの精神が輝いている。道無き道でも、こういう心持ちならきっと怖くはないだろう。途中、良く聴きたいと思い、渦を抜ける。
歌詞の中身と、BABYMETALが歩んでいる道のりがシンクロする。目頭が熱くなる。強い意志、未来への希望、仲間との協力・・・いろんなヴィジョンが浮かんでは消える。SU-METALさんは、厳しい意志の表明とも言えるこの歌を、凛々しく堂々と歌い上げる。美しすぎる。

16、新曲(ららら)※ENCORE
この日の最後の曲は、幕張のラストでかかってた曲のフルバージョンと思しきもの。The Oneという言葉が散りばめられた印象的な歌詞。一部英語もあるけど、SU-METALさんは美しく歌う。この人の声を借りればどんな言葉でもきっと美しくなる。胸にこみ上げる様々な思いを感じつつ、魅入る。
天井から吊り下げられたゴンドラで、BABYMETALの3人はパフォーマンスをしていた。かなりの高さがある。見ていても怖い。ワイヤーがちょっとでも絡まれば、事故の原因。YUIMETALさんは心なしか表情が硬い印象。歌に感動しつつも不安でステージを見ると、数人の男達がワイヤーを懸命に捌いている。絡まったり事故にあったりしないための対策は万全だった。男達は全身から責任感のオーラを発しながら必死にワイヤーを操り、BABYMETALとオーディエンスを守っている。安心した。僕は歌に戻った。やがて曲は終わった。感涙だった。ゴンドラも戻り、娘達も消えた。ステージ上の男達は(聞いた話だが)少しガッツポーズをしていたとか。ワイヤーの神の働きも見事だった。

ライブは終わり、新たな発表が次々繰り出される。「セカンドアルバム」と来年のツアーファイナルが「東京ドーム」ということが発表された。正直、セカンドアルバムの発表でもう十分だった。なのに来年のツアーファイナルが東京ドームということまで発表された。大波が2つ来た。汗か涙かわからない液体で顔が濡れている。隣には、やはり同じくぐしょ濡れの紳士がいた。なぜか思わず抱き合って喜ぶ。「よかった!本当によかった!」という言葉を何度も繰り返した記憶がある。
この物語はまだ続く。大きな目標に向けて。BABYMETALはまだ続く。新しい歌も聴ける。いろんなことが重なり合って、発せられた言葉なんだろうと思う。
こうして2015年最後のライブは終わった。
今年見たどのBABYMETALも最高だったが、横浜のBABYMETALはベストワンだった。
最新が最良で最高。そんなグループがどこまで上り詰めることができるか。
目標は大きいけど、彼女らなら打ち勝つことができるだろう。
来年もまだまだ楽しみたい。

「ねこだまし」

白鵬が「猫騙し」を使ったことが賛否両論を巻き起こしてますね。

僕は、別にいいと思うんです。

あれも立派な技だし、どういう勝ち方をするか、取り組みをするかは、それこそ(見る側含む)個人の相撲の考え方の違いの表れ。是非よりも好悪の側に属する話で、「品位」だの「品格」みたいな曖昧模糊とした概念で論じるなんかナンセンス。そんな観点から問題にすること自体、意味がないと思います。

一方、ちょっと気になったのは、昨日の白鵬のこのツイート。

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正直、少し違和感を覚えました。

「一度はやってみたかった」という言葉に、対戦相手の栃煌山への敬意が感じ取れませんでした。

言い方は悪いですが「ネタに走った」という印象と、「それでも俺、勝っちゃうけどね」という「傲慢さ」を僕は感じました。(発言の真意は不明なので、あくまで受け手の印象とご理解ください)

僕は白鵬も好きですが、栃煌山も好きです。

今場所は苦しい状況ですが、先場所は嘉風と並んで台風の目として、場所を盛り上げていました。非凡な力士です。そんな栃煌山が全力で挑んだ白鵬が、「一度はやってみたかった」という理由だけでああいう取り組みをすることは、果たして相手に敬意を払う態度かどうか。

少なくとも僕には、栃煌山への敬意を白鵬から感じることはできませんでした。

勝負として見れば、白鵬は考えて稽古もして、その上で繰り出した技なので、何も間違ってはいません。むしろ栃煌山がやすやすと食ってしまうことの方が実は問題なんだろうと思います。(有名な使い手の舞の海は「相手を見れば食らわない技」と言っていました)

勝負が勝負として着いた以上、そこで終わりでいい筈なのに、なんでこう言う迂闊な発言をしちゃうのか。相撲で言えば「駄目押し」と同じようなものだと思うんです。栃煌山にもファンはいるし、親方も弟弟子も後援会もある。そういう人たちからすれば、快い発言とは受け取れないですよね。

白鵬は、誰よりも稽古して考えて、最強の横綱の一人だと思いますが、対戦相手への敬意の欠如とも解釈されるような発言は過去あまり聞きません。土俵外の行動を取っても力士の鑑と呼べる人だと思っていただけ、この発言は意外でした。

人間だからミスもあるのは仕方のないことですが、言葉の表現は時に致命的な事態にもなりかねないだけに、気をつけないといけないと強く思いました。同時に白鵬も人の上に立つ立場として言動には注意してほしい、頼むからファンを失望させるようなことはしないでほしい、と思うのでした。

 

 

 


我が家の前の交差点が「歩車分離式」になりました。

先日、我が家の前の交差点が「歩車分離式」になった。事実としてはこれだけのことだが、ここに至るまでに様々な出来事に触れ、見聞きしてきた。今回は、そんな中から思う話を一つ。

 

 

 

今年の3月、近所の小学生の女の子が我が家の前の交差点で亡くなった。子供用の自転車に乗って親と横断歩道を横断中に、左折の大型車に巻き込まれたのだという。

 

・地図

 

ここは交通量が多いが住宅地も多い地域。この場所を親子、或いは子供だけで横断するのはごく普通の日常。そんな中でこの事故は起きた。時間はちょうど5時半。3月なので、相当暗い。亡くなった子供と親御さんは本当に気の毒だったが、運転手も不運だったとしか思えない。

この場所は以前にも重大な事故が起きていて、一部はその頃に歩車分離式になったらしい。(と地元の人に聞いた。僕が多摩市に移住する前の話らしい)

ここに移住してからも、何度か背筋が凍る場面を見てきた。かくいう僕も、稲城方面から永山に抜ける左折の商用車に、僕の前を移動していた子供もろとも巻き込まれそうになったことがある。(これも冬の夕方だったから、照明等、ドライバーの視認性の確保には問題があるのかもしれない)

 

 

とにかく、そういう場所だった。

 

 

事故後、地元の一般市民たちが動いた。それは、あの事故を目の当たりにし、同じような年頃の子供を持つ父兄たちだった。毎週末のように駅前で「歩車分離式信号導入」の署名運動を行い、地元の自治会や集合住宅の管理組合、企業、商店なども加わり、その数は2万筆にも及んだという。それが地元自治体や警察、交通機関を運営する会社などを動かし、東京都などに強く働きかける原動力となった。今年の4月、導入されることが決定し、10月に完全導入。市民たちの「思い」は現実になった。

 

 

歩車分離式になってから、毎朝この場所を安全に渡れるようになった。左折車に気を払うこともなく。二日酔いの僕も、嫁も、近所の小学生も中学生もおっさんもおねいさんも、誰もが。100%はあり得ないにしろ、今後あの日のような不幸な出来事は起こりにくくなった。

 

「歩車分離式信号が導入された」という事実を端的に言い表せば、言葉の通り。しかしながら、それが無いために起きた事故と、その被害者、加害者。命が失われ、誰しもが不幸な傷を負った。「もしも」があるのなら、あの子は今でも学校に通っていただろう。家族も悲しい思いとは無縁だっただろう。運転していた運転手にも未来があり、家族があり、仕事があった。だけど、どれだけ悔やんでも時間が戻る事はない。おびただしい数の悲しみや不幸がこの交差点を通り過ぎて行った。

 

埒もなく思う。「歩車分離式」にするだけで、この事故が防げてたとしたら?

時間の流れにifはタブーだと思いつつも、つい考えてしまう。

そして、強く思う。他の場所もできる限り安全に変わっていって欲しいと。

 

 

事故の日から、あの場所には花が絶えない。

僕も毎朝毎晩心の中で手を合わせながら歩いている。

悲しい出来事がもう起きない事を願いつつ。


さくら色の晩夏と初秋

さくら学院のお話。TIFからこっち側。ダイジェスト。

●8/29@JAM EXPO 2015(横浜アリーナ)

行こうかどうしようかギリギリまで迷って、前日午後に行くことにした。ほぼ一夏をさくら学院と過ごしたようなものだし、行けるなら行こうと思い立った。

結果は最高。夏の間の努力の成果はここに詰まっていた感。TIFの甲子園的な一発勝負とは違う、なんだか不思議な余裕が全体的に漂っていた。

眺める俺は少し準備不足で寝不足だったけど、TIFよりもさらにカッコ良くなってたのは、ものすごく嬉しかった。

ラストのストロベリーステージでのライブは、はじまった瞬間に見た誰もが言葉をつぐむくらいのものでしたよ。音が少し残念でした。

 

●9/20 公開授業3限目(Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE)

よく考えたら、自分にとって2回目の公開授業。8月のはミスチルとかぶったからスルーでした。「言葉の授業」俺にも関心あるテーマ。3限メンバーは、白井沙樹さん、岡田愛さん、麻生真彩さん、吉田爽葉香さん。どう考えても楽しい時間。至近距離から眺められた幸福は得がたいもの。天気予報は半端ない。

 

 

●9/27 さくら学院 2015 ~放課後 ナンバーマジック~&白井沙樹、父兄を代表して魅せちゃいます!!~

1日2公演。最高以外言うことなし。歌、踊り、眼差し、集中力完璧。宝物で涙。とにかく見せ場多数。やられた。魅せられた。一夏の成果、クリティカルヒットした。さくら学院半端じゃないぜ。学院祭と5周年が本当に楽しみ。

 

以上


8/11 「虎姫一座」:アミューズカフェシアター

この日は浅草のアミューズカフェシアターまで虎姫一座を観に行ったのだった。

 

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地下鉄の浅草線浅草駅から六区に向かって歩く。子供の頃、祖父と歩いた道。4歳頃かな?懐かしい思い出が蘇る。
六区のドン・キホーテの下で待ち合わせ、カフェシアターに入る。
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食事もお酒も楽しめる。ホールもキッチンも演者さんたちで回している。独特なシステム。すでに面白い。場所も心地いい。大きな窓には夏の日差しに照らされた浅草の街が広がる。
開演前に食事もしようと「賄いカレー」をオーダーする。美味い。ビールも美味い。気分はすでに夢見心地。しかし本編、これから。
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暗転、ショーのスタート。さっきまでそこで給仕していた人たちの空気が変わる。いきなり「異世界」に移動させられた感。「ウェストサイド物語」の「クール」を、文字どおりクールに歌い踊る。興奮。
途中休憩を挟みつつ、最後まで最高に楽しかった。
クレイジーキャッツやニール・セダカ、民謡や和太鼓、アクロバットまである最高のショーだった。その全てがハイクオリティ。初めて見る虎姫一座は、初めての感動に満ち溢れていた。間違いなく、最高レベルのエンターテインメントだった。
虎姫一座は、さくら学院を今年の3月で卒業した田口華さんが「進路」として選んだ場所でもある。
本当に頑張っていた。彼女はやがて浅草の華になるだろうなぁ。名前の通り、「華」がある。さくら学院にいたのはつい4ヶ月前。しばらく見ない間に美しさに磨きがかかっていた。ついつい見惚れてしまう。
感動と興奮のショーをクールダウンすべく、名物のプリンとラテをいただく。
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ほろ苦さと品のいい甘さ。これが味わえることに深く感謝しつつ、夏の浅草に戻る。
再訪を確信する。また来ます。必ず。爽やかな読後感のような幸せな気持ち。足元がふわふわする。
外に出てもテンションがおかしい。興奮を冷まそうと、少し歩くと喫茶店が見えたので滑り込む。コーヒーが美味い。
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何となく、誰かが待っていたような気がした。

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