6/21 BABYMETAL(WORLD TOUR 2015 ~巨大天下一メタル武道会~):幕張メッセ

約半年ぶり、2回目のBABYMETAL。

前回のさいたまの時が異様に舞い上がっておかしなテンションだった上に、ライブの記憶もぶっ飛ばしてしまったことは以前にもここで書きましたが、今回は「しっかりと堪能する」ことをコンセプトにライブに臨みました。

やはり、ライブは味わってこそ。SU-METALさんの歌声、YUIMETALさんのダンス、MOAMETALさんの表情、神バンドの卓越した技量、楽曲・・・はしゃいで全て忘れてはもったい無い。ライブは一期一会。その時の姿をしっかりと見聴きしたいですからね。

「堪能するライブ」のためにはしっかりとした準備が必要。21日の午前午後が「業務」の予定があって荷物やらスーツやらを輸送しなくてはいけないことがわかっていたので、前日20日の内にコインロッカーを確保するために幕張へ。首尾よくコインロッカーを確保し、会場となる3ホールあたりを偵察つがてらぶらつく。時間は午後。不意に聴きなれた声が「あわあわ」と言っているのが聞こえた。当日の開場が早い(15:30)ことを考えると前日にゲネプロをやるであろうことは予想できていたが、まさか本当にぶち当たるとは・・。自分の方が「あわあわ」な気分だったが、あまりにもいい声なので聞き惚れていると、やがて「聴いたことない曲」がはじまった。冷や汗。自分、ネタバレだめっす!無理っす!と(誰もいない廊下で叫んで)その場を逃げ去りました。パーティの支度を覗け無い自分、小心者。

さて、時間は一気にライブ当日へ。

前の予定が若干押した関係上、幕張への到着予測はかなりギリギリ。荷物を置いたり着替えたりして会場到着したのは開演5分前。ここで痛恨の事態。同じ日にメッセでやってた「ゲスの極み乙女。」の入場列に並んでしまうというアクシデント(自爆)に見舞われ、貴重な時間を5分ロス。幸い、「ゲスの極み乙女。」のファンの方が「ベビメタあっちですよ」と親切に教えてくれたおかげで5分ロスでエスケープ。結局、会場に入ったのは17:03。いい人がいたことと、開演が押したおかげで、助かった・・感謝感謝感謝・・・

僕はBブロックというところの後方に陣取る。場所でいうと以下のイメージ。

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3人の超絶な女の子と4人の超絶プレイヤーを堪能するにはベスポジ。当初のコンセプトは墨守。

やがて、SEが切れ、客電も落ち、ライブがはじまる。僕にとって半年ぶりのBABYMETAL。MOAMETALさんが途中叫んだ「みんな会いたかったよーーー!!!」は、むしろこっちのセリフじゃ!俺も会いたかった!

BABYMETALのライブは客席も激しいという。実際そういう場面も話もたくさん聴いて来たけど、僕がいたBブロックはメリハリが効いていたのか、後ろに下がって聴く人と真ん中辺でモッシュッシュをする人が綺麗に分かれていた印象だった。おかげで、聴きたい曲をしっかり聴くことができた。

凶暴なのにポップで中毒性が半端ではない未発表曲「あわだまフィーバー」や、神バンドの超絶ソロ回しと女の子たちのダンスがとにかく楽しい「Catch me if you can」、リンプが出てきてローリンしそうな「おねだり大作戦」、SU-METALさんのダンスと歌が妖気すら放つ「悪夢の輪舞曲」など、好きな曲をたくさん聴くことができた。

中でも、紅月でのギタリスト(藤岡さん&大村さん)とSU-METALさんの花道での絡みは本当に美しかった。超絶ギタリストの壮絶なソロを背中で流す女子高生は、この世に二人といないでしょう。

20日にニアミスした新曲もあった。タイトルは不明。気になっちゃってどうしよう、というのは聴き手の心情を物語るものなのかどうなのか。

 

 

総じて、ライブはさいたまの時よりも素晴らしかった。SU-METALさんの歌声は前よりも力強く、何度も感極まった。位置的にほぼ真横から見ていたおかげで、3人の連携や神バンドとの絡みが非常にわかりやすかった。真横だと、YUIMETALさんとMOAMETALさんがほぼ交互にやってくるので、3人をバランス良く見ることもできる。超という言葉では説明できないくらいの美少女。それも容姿がいいだけではなく、それぞれが個性的でカリスマ性豊かで、ダンスも表現力も爆発的。こんなグループ本当にいないと思う。

胸に去来する様々な思いをいなしつつ、ライブは後半戦へ。曲は、彼女らのアイコンとも言うべき「イジメ、ダメ、ゼッタイ」。やや後ろに下がり気味と思っていた自分が、実は引き寄せられるように前に移動していたことがここでわかる。ちょうど、WODの外側にいたのだった。※以下イメージ画像

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目の前大体こんな感じでした。刹那、脳内作戦会議。

(BGM:「イジメ、ダメ、ゼッタイ」イントロ)

僕A「どうする?ここはコンセプトを墨守すべきではないか?」

僕B「いや・・郷に入っては郷に従うというのも法だろう・・」

僕C「せっかくの機会だ・・こういう楽しみもひとついいのでは・・?」

僕D「だけど怪我したら嫌だしなぁ・・」

–ここでSU-METALさんシャウト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全僕

「いけええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・当初のコンセプトは、かなぐり捨てられました。

んで、最後まで真ん中辺でわちゃわちゃし通してライブ終了!

結論は、めちゃくちゃ楽しかった!

 

確かに、外見だけ見ていると危ないように感じるし、実際転んだりする人もいます。でも、そういう人に手を差し伸べてさっと助け起こす人もいるのです。そう、ルールが無いように見えて、実はちゃんとルールがある世界なんです。ぐるぐる回りながらハイタッチするのなんか、一度やったら癖になりますね。やばいものの味を知ってしまった気がします。

 

 

じっくり聴くのもいい。身体で味わうのもいい。とにかく、他の誰かを危ない目や不快な気分に合わせなければ、自分のペースで楽しめる。やっぱりライブってこういうものだと、改めて思いました。

 

 

音楽って、エンターテインメントなんですよね。それって、誰かから「こうしろ」と言われて強制されるものでもなんでもなくて、全て「自分起点」なんだと思います。でもそれは身勝手でいいということではなくて、他の人の楽しむ権利を実は自分が守っているし、誰かに守られている。ごくごく当たり前の気づきですが、人の中で揉まれながら汗を流すのも楽しみなら、じっくり聞き惚れて熱い涙流すのも楽しみ。楽しみ方に唯一の答えなんか、存在し得ない。あるのは「楽しい」という気持ちだけ。ライブが終わったら、へとへとの笑顔で「最高だった」と肩を叩きながらお酒を飲む。この笑顔で終われるっていうのが、(まだ2回目ですが)毎回いいなあと思うのです。

 

 

BABYMETALは、この幕張の前まで約1ヶ月くらい海外ライブの嵐の中にいました。正直、かなり過酷なスケジュールだったので、端から見ている僕なんかは(そんな資格もないのに)ハラハラとアタフタとしていました。幸い、彼女らはこの「苦行」を乗り越え、さらに成長した姿で、楽しませてくれました。そしてこの「楽しさ」を必要とする自分はまだいるし、同じように感じている人は世界中にいることでしょう。

また夏には海外公演があり、秋には全国ツアーも(ついに)組まれました。日本が、世界が笑顔のピットに引きずり込まれることは、疑うべくも無いと思います。より大きな「現象」が生まれることは、もう期待でもなんでも無くなったと、この幕張のライブを観て強く感じるのでした。

彼女らのさらなる成長と挑戦の物語の続きが楽しみでならない。

僕はまだまだ楽しみ足り無い!

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◆セットリスト
—:紙芝居
01:BABYMETAL DEATH
02:ギミチョコ!!
03:ド・キ・ド・キ☆モーニング
04:ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
05:あわだまフィーバー
06:Catch me if you can 神バンドソロ
—:紙芝居(BBM幕張ver)
07:おねだり大作戦
08:紅月-アカツキ-
—:神バンドソロ
09:悪夢の輪舞曲
10:4の歌
—:紙芝居
11:新曲
12:いいね!
13:メギツネ
—:紙芝居(IDZ)
14:イジメ、ダメ、ゼッタイ
15:ヘドバンギャー!!
—:紙芝居(RoR)
16:Road of Resistance
—:紙芝居(国内ツアー)

 


3/7 さくら学院(公開授業1限目):はまぎんホール ヴィアマーレ

BABYMETALに「全面降伏」したあの夏から数えて約半年、その「ルーツ」である「さくら学院」の公演に脚を踏み入れた日のお話。

これまで音楽やお芝居など、数々の「ライブ」を体験してきた僕も、この「さくら学院の公開授業」ははじめて。想像もつかない世界なので、楽しみな気持ちと軽い不安な気持ちを持ってこの日の朝を迎えた。

タイトルに「1限目」と書いてある通り、1日に複数のステージを行うスタイル。たまたま取れたのが11:45からの「1限目」という会。この手のステージものとしては、結構時間が早い。自分の家からだと1時間強の場所なので、土曜日にも関わらず結構早起きをした。

紆余曲折を経て、桜木町駅に到着。生涯初のアイドル体験。面映い気持ちと裏腹の期待感で非常に落ち着かないまま、開場まで待つ。

入場。席順の「くじ引き」を経験。引いたら、前から2列目(D列の上手階段前)を引く。席に着き、ステージとの余りの近さに言葉を失う。この時点で最早充分過ぎる。絶句。

 

 

そして開演。「書の授業」というのが今回のテーマらしい。この回に登場したのは、田口華さん、野津友那乃さん、大賀咲希さん、山出愛子さん、岡田愛さんの5人。いずれも若い・・・そして、キラッキラッしてる。すげぇ・・これがアイドルさんか・・というのが正直な気持ち。近いから、身体からにじみ出ているオーラが常人と異なるのがリアルに伝わる。特に僕の座席の本当に目の前が田口華さんの立ち位置だったから、ディテールや立ち居振る舞いまで、本当に良く見えた。

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田口華さん。容姿も素晴らしいですが、めちゃくちゃ気配りやさんな印象でもありました。

 

「授業」というだけあって、テーマに沿った様々な「学びと表現」が「公開授業」の最大の見所なんだと思う。最初はネタに走っていた子でも、「書」を通じて自分を表現する、ということを考え、学び、実践する、という過程が非常に興味深かった。ちょっとづつ、自分の中にあるものを、書を通じて表現できるようになっていってた。その流れは本当に面白かった。

僕の行った会は、2人(田口さん、野津さん)が卒業を控えているということもあって、彼女らの「表現」の中には「卒業」を感じさせるものは多かった。

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中でも田口さんの作品「道」は、その後のエピソードと考えると、覚悟がにじみ出ていたのだなあ・・・と、今にしてしみじみしてしまう。

 

なんとも夢見心地な1時間ちょいが終わり、なんとなく非現実と現実の境界が曖昧なまま、帰路についた。とにかく一生懸命色んなことに挑戦している姿は、やはり美しいし気持ちが良いと思ったが、どうもそれだけではない「暖かな気持ち」が自分の中に生まれていた。

 

音楽も芝居も無いステージを見て、不思議と得られる感動が、自分の中に存在する不思議を感じつつ、「次も行こう」と思うのだった。

 

※その後、3/26、3/29とさくら学院は立て続けに参戦することになるが、またそれは別の機会に。


さくら色の独白

2014年の夏前にBABYMETALにハマり、2015年の1月10日に初めてライブに足を運んだことは以前記したが、今回はBABYMETALにハマる動きと並行して繰り広げられていた、「もうひとつの物語」について。

話は、2014年の10月頃からはじまる。

その頃、既にBABYMETALは大好きで、彼女らの「音楽的なルーツ」である各種メタルについての知識を増やす動きをしていた。だが、その「存在」のルーツたる「さくら学院」については、「ハマることは無いし、その予定も無い」などと公言し、「聞きもしない」状態だった。確かに、好きなミュージシャンのルーツを遡る動きはリスナーとして当然の姿勢(アティチュード)としていたし、BABYMETALの「音楽的なルーツ」であるメタルについてはそれを行っていたが、「存在」のルーツの方に遡るのは躊躇われたからだ。

「さくら学院」は「アイドル」である。

僕の嗜好してきた音楽の中には「アイドル」は無い。それどころか、人生におけるある時期には「嫌悪」すらしていた。「歌も大して美味くない。ヴィジュアルもピンとこない。甘々でキラキラな『偶像』。俺の人生に不必要な存在」というのが僕のアイドル認識。

一方、BABYMETALは「さくら学院」の派生グループで、SU-METAL(中元すず香さん)はさくら学院の「卒業生」、YUIMETAL(水野由結さん)とMOAMETAL(菊地最愛さん)は「現役」。僕が最も好むミュージシャンは、アイドルでもあるという「事実」。

正直、葛藤はあった。だが、アイドルとしての「作品」をしっかり評価しないのに、理解した気になるのも、アイドルだからダメだと決めつけるのも、自分の中では「卑怯」と思えた。意を決して、比較的入手しやすい状況にあったアルバムを「とりあえず」購入したのだった。

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「さくら学院2013年度~絆~」。既にSU-METAL(中元すず香さん)卒業後の作品。なるべく中立的な気持ちで聴きたいと考えた結果のセレクトでもある。(本当に面倒な男だと自分でも思わなくは無いが、今日的に見ればこれは良い選択だったような気がしている。)

僕がアイドルが苦手としていた理由のひとつに、「ユニゾン」が多すぎるということも実はある。これは歌唱力不足でソロでは歌えない弱点を数で補っていると僕は解釈していたし、実際ソロで歌うと「・・・」という人の歌も何度か聞いた経験がある。

ところが、「さくら学院」は少し違った。

確かにユニゾンも多いが、同じくらい各メンバーのソロも多い。しかも、安定度が高い。むしろ上手いくらいの子もいる。実に、個性豊か。(個人的には堀内まり菜さん、杉崎寧々さん、佐藤日向さん、田口華さん、菊地最愛さんはずば抜けて上手い印象をもった)。

ユニゾン〜ソロ回し〜ユニゾンという流れが、実に上手く機能している。

そして楽曲の質が高い。HR/HMっぽいものもあれば、クールで洗練された曲、昔でいうところの渋谷系に属するような曲、クリエイターの遊び心や野心が詰まった楽曲だらけ。(特に「部活」の曲は秀逸)。その全てを、彼女らは懸命に表現し、歌っている。最早ネガティブな思いは消え去っていた。

そして「止め」を刺したのはこの動画だった。

2012年度の「卒業式」の模様。この時は中元すず香さんがグループを卒業した。

さくら学院は、中学校卒業と同時にグループも卒業という、恐ろしい掟がある。「成長期限定」。それが彼女らの「決まり」。はじめから終わりがある。どんなに人気がある子でも、グループにポジティブな子でも、「別れ」が必ずある。この動画は、中元すず香さんの、文字通りさくら学院として舞台に立つ最後のもの。感極まって泣きだしそうなのを懸命に振り払うように、必死に歌って、踊っている。他の子も同様。(号泣している子もいるが)

この姿を見て、最早どうにもならなくなった。「そこにかける想い」に撃ち抜かれたような気がした。

それからというもの、you tubeなどで動画を漁るなど、様々な情報収集を重ねた。所謂「推し」という子も出来た。LoGIRL(さくら学院が生番組を持っている)も可能な限り見た。MJも見て泣いた。CDやグッズも増えた。

時々、「俺、随分変わったなあ」と思うこともある。「アイドル、嫌いじゃなかったのかな」という声なき声が聞こえることもある。しかし、既に終わりが見えていて、その時まで一生懸命歌って踊って輝いてみんなを楽しませようとする「気持ち」を、応援し、見続けたいという欲求が、過去の事実は事実としても、既に何物にも代えがたいような気がしている。

今となっては、何故あれほど躊躇したのか、自分でもよくわからないくらいだ。

そして、2015年3月7日。

僕は、これまでに無い面映ゆい思いで桜木町の駅に降り立った。ついに「生の彼女たち」に会う日が来たのだ。さくら学院「公開授業」(1限目)。2014年の10月に、非常に「可愛くない」ことをしゃあしゃあと言っていた僕は、ついにここまで来てしまった。

 

「その日」のことは、後日書くことにする。

 


1/24 TOMOVSKY(バンドトモフ)@Club Lizard Yokohama

「リザードのトモフはちょっと別物」と僕は思っている。

それは、ここで観るトモフが「いつもとなんだか違う」から。O-WESTで観るバンドトモフはもちろん最高なんだけど、リザードのトモフは、それに輪をかけて最高。どういう精神的な作用が働くのか観ているだけの側には分からない。キャパ?ステージと客席の近さ?様々な要因があるのだと想像する。昨年ここで観たライブも最高だった。

 

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さて、1/24のバンドトモフ。結論を先に言うとやっぱり「最高」以外にはない。

トモフのライブは、いつも「単なる音楽のライブ」とは感じない。音楽は当然素晴らしいのだが、「音楽以外のお楽しみ」において何が飛び出すか分からない。ある時は部屋着でライブをやっていたこともあった。またある時は、小綺麗な格好で出てきたものの、やり難い!と言って着替えたり、不規則なMC、兄・大木温之氏(ベース、from theピーズ)との絡み・・・毎回毎回、音楽以外のお楽しみはいつも盛りだくさん。顎が外れるほど笑せた後に「SKIP」で泣かせにかかったりと、オーディエンスの感情を忙しく動かし続ける。

 

この1/24は、それがいつも以上だった。

 

中でもClub Lizardのステージと客席のある間の「柵」によじ登ったはいいが、降りられなくてお客さんの手を借りるトモフの姿は、この日のライブの全てを物語っている「事案」だったと思う。そして何と言っても・・・トモフがキツネサイン(BABYMETALにおける独特のハンドシグナル、リンク参照)を返してくれたこと。1/10のBABYMETALの余韻も冷めてない時期だったので、ついついやってしまったが、トモフが目ざとく見つけて返してくれた。もう、これは・・・僕はどうしたらいいんだろう・・ってくらいの気持ちでした。あの、憧れのトモフが、あのキツネサインを・・・偶然かもしれないけど、トモフの心の広さも相まって、一人感極まる瞬間でした・・・

 

バンドトモフは演奏も良いが、この部分においても、いつも以上だった気がする。特にクメムラさんのドラムは過去最高にタイトで堅実な印象。そして何と言っても大木温之氏のベースプレイ。この日も絶好調でブリブリとグルーヴを出していた。「秒針SKA」「都合のいいジャンプ」「我に返るスキマを埋めろ」「無計画という名の壮大な計画」あたりのベースプレイは、グルーヴの「見本」とも言えるくらい、圧巻のプレイだった。痺れました・・

 

ライブ終盤、トモフ自身が少し感極まっているように見えたのは気のせいかな?そういうトモフを、僕はついぞ見たことがない。そのくらい、この日のライブには何か特別なものが宿っている気がした。やっぱり「リザードのトモフはちょっと別物」なのかもしれない。とんでもないライブだった。

ライブ後は、本人の了承のもと、パチリ。

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49歳。少なくとも3時間、29曲を歌い続けた「鉄人」には見えない。(奥は、兄の大木温之氏)

また忘れ得ぬ一夜になった。

 

【セットリスト】

1.横浜の49歳

2.文句いわない

3.ワルクナイヨワクナイ

4.スピード

5.最高の錯覚

6.秒針SKA

7.骨

8.人間

9.ほうき

10.タイクツカラ

11.過去のドレイだ生きた化石だ

12.両想い

13.長すぎる冬

14.星ラップ

15.カンチガイの海

16.GO!GO!GO!

17.乗れ!

18.都合のいいジャンプ

19.人生へ無限だ

20.世界は終ってなかった

21.我に返るスキマを埋めろ

22.たりる

アンコール

23.SKIP

24.こころ動け

25.無計画という名の壮大な計画

26.映画の中

27.ほめてよ

28.脳

29.スポンジマン~歌う49歳

 


1/10 BABYMETAL@さいたまスーパーアリーナ

これまで数々のミュージシャン・バンドのライブを観てきたが、ここまでハマったものがあったかどうか分からない。僕の前に突如として現れ、心を鷲掴みにした存在、BABYMETAL。

 

2014年の6月頃にyou tubeで観たとある動画をきっかけに興味を持ち、英国のメタル・フェス「Sonisphere」のファンカムにて「完落ち」。にもかかわらず、懐疑的な思いを裏腹に抱えたままの僕は初動が遅れ、年内のライブ的なものは何も見られない。自分の決断の鈍さを呪いながら、非常に悶々とした日々を過ごした中、1/10のこの日を迎えたのだった。

パワフルで心地よく突き抜けるSU-METALの歌声や、とにかくキュートで激しいYUIMETALとMOAMETALのパフォーマンス。こうした魅力については、これまで自分が出会ってきた数々のミュージシャン(性別年代に著しい偏りがあるのは否めない)から得た感動とは全く異なるものだった。

待ちに待った、「その日」。それが、僕の1/10だった。本当に観たかった聴きたかった、BABYMETAL。そのライブを、もうじき体験できる。その事実は、僕にとってはあまりにも大きいことだった。

当日は夕方頃に会場に着く気持ちでいたが、朝からなんだかそわそわする。居てもたってもいられない。そわそわしても開演が早まるでもなし・・と気持ちを抑えつつも、なるべく近場に行っておきたい。僕の住んで居る「聖蹟桜ヶ丘」から「さいたま新都心」は、ちょっと距離がある上に、移動に武蔵野線を挟む。風が吹いたら危険だ。そんなわけで、結局、本来予定していた時間より少し早めに家を出た。

しかしながら、これはいい判断だった。自分が平常心では無い、ということを判断材料に織り込んではいなかったが、電車を逆方向に乗ったり、降りるべき駅を通過するなど、考えられないミステイクを連発してしまった。早めに出たのに予定通りの時間に「さいたま新都心」に着いた。(着いてからもそわそわし通しで、意図がわからない行動を取り続けていた気がする。)

間の行動は省略して、開場。

はじめてのさいたまスーパーアリーナ。スタンド200レベルの下の方、というところだったが・・・ステージが意外と近く感じる。

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位置的にはちょうど正反対だけど、物理的な距離はこのくらいだったような。謎の橋はあるし、浮いている物体もあるし・・・これは一体どうなってしまうんだろう・・・ライブへの期待もさることながら、演出的な手法にも期待が高まる。

会場内の客入れBGMは総メタル。そもそもメタラーでは無い僕でも、結構知っている曲が多い。そして会場のそこかしこではこの方たちが客を煽る。

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既にこの時点で泣きそうになっている。どうしたことかどうしたことか・・・開演したらどうなるんだこれ・・・期待が少しだけ不安に変わる。あれだけ待ち焦がれたライブなのに、はじまった瞬間自分がどうなるか・・・ということへの不安が徐々に高まる。小心者。

と、そんな中、いよいよ開演!CDや各種映像で何度も観た、テレビでも観た、あのBABYMETALだ!

「きーつーねー きーつーねー」ってSE流れてる!やばい!やばい!メギツネなの?メギツネなの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きたああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バツン!!!!!!!!!!(記憶が飛ぶ音)

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・・はい、実は、ライブ中の記憶がほとんどありません・・・ほぼ完全に・・・ぶっ飛んでました・・・・こんなことは、本当にはじめてです・・・・

 

気がついたら、喉はガラガラ、髪はぐちゃぐちゃ、首は激痛、リストバンドは泣いたか何したか、水分を含んでやたら重い。とりあえず、断片的な記憶の中の感想を箇条書きしていくと・・・

 

・SU-METALはめちゃくちゃ歌が上手い

単に声がいいとかそんなレベルのボーカリストでは無かった。表現力、カリスマ性、リズム感、どれを取っても非の打ち所がなかった。特に彼女がひとりで歌う「紅月」や「悪夢の輪舞曲」は圧巻だった。

・3人ともビジュアルが素晴らしい

音楽の世界に誘うには、それを誘発するビジュアル、カリスマ性が必要と思う。そういう意味で、3人とも完璧だった。

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・パフォーマンスがやばい

BABYMETALのライブは他と比べて短いと言われているが、3人とも終始素早く動き続けている。MCも無い。ダンスは良くわからないけど、常軌を逸したフリ(クラウチングで猛ダッシュみたいな)を繰り返す曲、テンポが異常に早い曲をくるくる表情を変えながらすらすらと踊り、疲れた様子など微塵も見せなかった。

 

・神バンドの演奏が超絶過ぎて泣く

本当に超絶過ぎる。どういう練習すればそんなフレーズ弾けるのやら・・・特にベースのBOHさんのプレイは人間業では無い。六弦ベースを自在に操り、タッピングやらスラップやら、難解なフレーズを縦横無尽に弾き狂いながらグルーブを産み出すプレイは、形容する言葉すら見当たらなかった。

 

・お客さんが激アツ

BABYMETALのオーディエンスは、普段はジェントルで良い人ばっかりだけど、BABYMETALに関しては熱い。僕はスタンドから眺めていて、あちらこちらでWODやらサークルモッシュが起こっているのを見た。

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しかも皆、笑顔。

 

結論的には、本当に良いライブだった。これまで観てきたいろんなものの中でも、間違いなくベストなものの一つだったと思う。そして、彼女らの年齢(平均15.7歳)を考えると、伸び代はまだまだある。この日のライブは、そういう意味ではまだ「通過点」に過ぎない。僕は、とんでもない世界の扉を開けてしまったのかも知れない、とさえ思えた。「アイドルかメタルか」なんて、本当にどうでもいい話。今、そこにあるものをカテゴライズする言葉が無いだけ。そしてそこにある「それ」は、燦然たる輝きとともに、大いなる感動をもたらした。そこにおいては、説明する言葉は意味がない。感動と興奮があるのみ。それだけで、もう十分。

 

音楽は、やり尽くされていない。まだまだ変わる余地がある。どんどん新しくなれる。でも、最終的に目指すことは、ただひとつ。その揺るぎない一点をBABYMETALは、独特な方法で示した。世界の新しい形を見る思いだった。

 

 

この日の夜のことを、僕は一生忘れない。そして、そんな夜をこの先幾千見られることか。感動と興奮の先導役、新世界の道標。BABYMETALへの、大いなる期待は尽きない。

 

 

 

【セットリスト】

1.メギツネ
2.いいね!
3.あわあわフィーバー(仮)
4.紅月-アカツキ-
5.おねだり大作戦
6.神バンドソロ~Catch me if you can
7.ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
8.4の歌
9.神バンドインスト
10.悪魔の輪舞曲
11.ヘドバンギャー!!
12.ギミチョコ!!
13.イジメ、ダメ、ゼッタイ

アンコール
14.BABYMETAL DEATH
15.ド・キ・ド・キ☆モーニング
16.Road of Resistance


好きだぜ、この曲⑦〜Baba O’Riley(The Who)

 

上村も祐介も俺も好き。メンバー全員で共通している数少ない嗜好。この曲は、多分それぞれの「好き」があるから、俺バージョンという感じで。

The Whoについては高校生の頃に「Who’s Next」を買ったが、なんのことか分からなくてしばらく放置した思い出がある。

時間を経て聴いて、俺の音楽の嗜好を激変させたのが、この「Baba O’Riley」。

圧倒的な瑞々しさ、透明感、暴力的なビート。イントロのドラムの入るところだけで感無量。今じゃ本当に好きな曲。

オリンピックの閉会式でも演ってたね、The Who。キースもジョンもこの世にはなく、ピートもロジャーも年を取ったけど、やっぱりカッコよかった。アルバムに入っている「Baba O’Riley」の瑞々しさを感じた。あの朝はちびった。

いつか富士山の山頂でご来光見ながら聴きたいと思っている曲。

 


世界の真ん中 – THE BLUE HEARTS

久しぶりの連日更新。突然の新コーナー、「好きな曲」シリーズ第一回!

このコーナーでは、俺たちの誰かが「好きだぜこの曲」っていうのを語ります。

ということで第一回は

「世界の真ん中」(THE BLUE HEARTS)

 

 

「世界の真ん中」は、このアルバムの中で俺が一番好きな曲。出会いは13歳。当時仲の良かった友人のS君に教わった。

S君はヤンキーだった。対する俺は、普通の中学生。だが、不思議とウマがあって、良く二人でふらふらしてた。変な髪型のガキと普通のガキ。ミスマッチな二人。彼はヤンキーだから喧嘩もする。けど、暴れた後に後悔しているのを何度となく見た。人を傷つけてしまう自分に自己嫌悪を催す。凶暴な自分と繊細な自分が混沌としている男だった。

そんな奴がある時貸してくれたのがTHE BLUE HEARTSの「THE BLUE HEARTS」。彼曰く「すっげぇいいよ、何度も泣いた。俺の宝物だ。割ったら殺す」(最後の一言さえ無ければいいことを言ったのに、という感想を持ったのはいうまでもない)ということなので、早速家で聴いた。

S君の言うことは、間違っていなかった。「音楽で泣く」という経験ははじめてだった。あっという間に好きになって何度もリピートした。その度に、感動した。中でも何度も聴いたのが「世界の真ん中」だった。

まだ曲がどうとかそういう聴き方できない時期だったから、歌詞・言葉がダイレクトに響いた。

 

朝の光が 待てなくて 眠れない夜もあった
朝の光が 待てなくて 間違った事もやった
僕が生まれた所が世界の片隅なのか
誰の上にだって お日様は昇るんだ
川の流れの激しさに 足元がふるえている
燃える炎の厳しさに 足元がふるえている
僕が今見ているのが世界の片隅なのか
いくら捜したって そんな所はない
うまくいかない時 死にたい時もある
世界のまん中で生きてゆくためには
生きるという事に 命をかけてみたい
歴史が始まる前 人はケダモノだった

 

朝の光が待てない自分。生きる意味とか考えてもよく分からない自分。とにかくデカすぎる世界を何となく感じる時。狂おしい時代。13歳の俺。25年経ったけどよく覚えている。この歌聴いて、自分の心みたいなものが沸騰した。うぉおってなった。世界がオールカラーになったように感じた。聴くと今でもそうなる。刻まれている。

 

俺、ここからはじまった。音楽大好きになった。んで今でも色んなの手当たり次第聴いている。最高の出会い。

 

力強い歌。強烈な衝動。興味があれば是非。

 

 

 

 

 

 

※以下こぼれ話。

S君とは中学卒業後、疎遠になる。彼は中学出て早々に勤めて忙しくしてた。でも、地元の駅前とかでたまに会うと「おお」とか「よお」と話す。お互い、昔からあんまり喋らない。結婚して子供もいるらしい。昔と変わらない照れ臭そうな笑顔。そしてとても良い「男」の顔。彼が「世界の真ん中」で堂々と生きていることが、とても誇らしい38歳の俺。