憧憬(Theピーズ)

先日観に行った「Theピーズ」のライブのお話。昔からやってるバンド。もう27年?世の中「バンドブーム」。その頃からやってるバンド。

付き合いはまだ浅い。かれこれ4年。the pillowsの”Born in The ’60s Tour”のDVDが初見。酔っ払った男がよれよれベース弾きながら歌ってた。「トドメを派手にくれ」「実験4号」「焼きめし」。

 

撃ち抜かれた。かっこよかった。やられまくった。なんでこのバンド、俺今まで知らなかった気分。その頃色々あって俺の気持ち落ち込みムードで音楽とかベースに前向きに取り組めなかった時期。一気に終わった。(同じ衝撃は同DVDのTOMOVSKYからも受けた。大木兄弟恐るべし)

以来、年1回か2回ペースで観に行っている。野音の25周年も行った。酒臭かった、面白かった。

んで、こないだ観に行った時の話。

今年の春先と同じ渋谷のクアトロ。渋谷苦手だけど、クアトロはいいハコ。

外の張り紙には「ソールドアウト」の文字。

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Twitterでやり取りしてた方と「ソールドアウトは景気が良くていい」なんて話をしてた。本当にそう思う。

俺、ライブ前(観るのもやるもの共通して)は、酒飲まない、実は。やる側としてはプレイに影響出るからなんだけど、観る側としては酒飲むと尿近くなって、いいとこ見逃したりする。それが嫌で、ライブ前は酒禁止。でもこの日は少しだけ飲みたくなって、影響の薄そうなのを入れた。ジャックダニエルのコーラ割り。

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こいつをちびりちびりやりながらTwitter気にしながら、開演を待つ。空いているうちに物販で新譜とタオルもGET。無駄な動きなし。

 

そんなこんなで、開演。Theピーズは「パンク」ってことになってるから、お客さんのノリもすごい。最前は「おしくらまんじゅう」状態。俺はそこには入らず、PA前で心の対話。崇高な儀式。

言い忘れたけど、Theピーズはベース&ボーカルの大木温之(以下、はる)さん、ドラムの佐藤シンイチロウさん、ギターの安孫子義一さんの3人組。レベル全然違うけど、俺たちと同じ編成。刺激受ける。同じベースだから、はるさんのプレイは意識して観る。ドラムやギター、歌との関わりとかめちゃ観る聴く。鳥肌畑状態。音も好き。ある時はブリブリ、ある時はグリグリ、そしてまたある時はぐいんぐいん。そこにギターがキュイーンだったりジャギーんだったりする。佐藤シンイチロウさんのドラムも、the pillowsと少し違う、所謂熱いロック仕様。分厚くて心地よいグルーヴ。

曲も最高。芯から優しくて激しいロックンロール。曲で笑ったり、涙ぐんだりふわふわしたり、トロピかったり、その辺もう自由自在。

 

そんなショーがほぼ2時間半。27年やってるベテランと思えないタフネス。最高の空間、場所、空気。夢心地。時間あっという間。

 

帰り道、耳鳴り。京王線、ぼーっとする。寒い。

 

Theピーズ、結成から10年で活動休止。5年休んで、再開して12年目。波乱万丈すぎる道のり。重なる、理想の姿。

好きになってよかった。一生もの。これからもよろしく!

 

 

 

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国歌

国歌は、「国の歌」。その国を最も象徴するもののひとつ。

 

アゼルバイジャン共和国という国がある。旧ソビエト連邦所属。中央アジアにある国。この国の国歌が実はもの凄くカッコいい。

どこかのサイトでは「RPGっぽい」と言われていたが、本当にそう思う。アレンジも、メロディも劇的で狂おしい。アゼルバイジャンについて僕の持ち合わせている知識なんてほとんどないけど、こんな熱い音楽を国歌にしてしまう素敵な国民性(文化的感性)には興味が湧く。

国歌の成り立ちには様々あるけど、大枠は「行進曲」とか「賛美歌」が多いとか。賛美歌風のものでカッコいいのはサンマリノの国歌

もの凄く美しいハーモニーでうっとりしてしまう。サンマリノがでっかい教会であるかのような錯覚すら起こさせる名曲。

あと、セネガルの国歌もいい。

何だか雄大。スケールの大きさと力強さがある。ユッスー・ンドゥールの原点はこういうところか!?という感じ。

さて、かつて作曲家の團伊玖磨は国歌の条件として「短い事、エスニックである事、好戦的でない事」ということを挙げ、君が代やドイツ国歌、英国国歌を白眉として挙げたとか。

というわけで、君が代。

敢えて雅楽バージョン。所謂他の国の国歌がテンションの高い方で突っ走っているとするなら、わが国の君が代は、それと逆の立ち位置。「静寂」を基調とした「美しさ」みたいな所に身を置いている。そこはやっぱり日本らしい曲っていうことなんだろう。雅楽のインストにすると、その点がさらに浮き彫りに鳴る気がする。

 

 

国歌を通してその国を眺めると、実にいろんなものが見えて来て楽しいっていうお話でした。

 


今日の夢

ヒラメとイカの刺身を買う夢を見ました。

 

 

どこかの田舎の魚屋だと思う。売り場は凄く古くて、それと同じだけ年を重ねた女性が店番をしていた。だけど、魚の鮮度はこれまでに見た事のないくらい素晴らしさで、照明もろくにないような店内でもキラキラしていた。僕はそれを見てすぐさま「日本酒に合いそうだ」と思った。

 

 

置いてあったお魚は他にもサバ、蛸、アジなどがあって、どれも本当に美味しそうだったけど、特にその中でも心惹かれたヒラメとイカを買いました。2つで750円。非常におトクなお買い物だ!と喜びいさんでお家に帰る・・・というところで夢は終了。

 

 

・・・目が覚めたら、お腹が空き気味。だからこんな夢を見たのかな?

 

 

それにしても、本当に美味しそうなお魚だった。

ああ・・・お酒が欲しくてたまらない。一口だけでも食べたかった!

 

 

 

【告知】

手作りロックフェス「Rock and Roll Circus」にヴードゥー・ダック・スターズが出演!

http://696circus.com/

・日時 7月20日(土)

・会場 sound creek doppo(東京都新宿区三栄町1-2 CSビルB1)

・開場 18:00

・開演 18:30

・出演 ヴードゥー・ダック・スターズ/ザ・カンツ/TMB3 (順不同)

・チケット 2,000円(1ドリンク込み)


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今日は、JK君の送別会。買い出しのため銀座の岩手県のアンテナショップに行ってきたのでした。

 

 

ここは素晴らしい。銀座のど真ん中にあるアンテナショップだけあって、品揃えが豊富。盛岡で飲んだお酒や、食べたものが所狭しと並んでいる。ぴょんぴょん舎の冷麺も、じゃじゃ麺も、日本酒も、ここなら容易に手にはいる。

 

 

 

 

今夜のために諸々仕入れた。あとは練習したり、お掃除したりお片づけすれば時間になるだろう。体調もばっちり。いい夜になるでしょう。

 

 


3月

個人的なお話。

3月2日のdoppoでのライブの後、僕は激烈な忙しさの中に突入した。

それは文字通り暴風雨とも言うべきものだった。

 

だが、しかし、生き延びた。生き伸びることができた。

やっている最中は、本当にもう投げ捨ててやろうかってくらい荒んでいたけど、終わった先にある世界は案外静か。

こういう経験はたぶん血肉になって僕の人生を豊かにしてくれるものかもと、今は思う。何しろ、同じ人間がやるものだから、音楽にだって還流することもあるだろう。

 

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ふと気がついたら桜が咲いていた。我が家の近所、染井霊園のソメイヨシノ。この辺りはソメイヨシノの発祥の地らしい。なんとなく、他の場所で咲いている桜とは違って見える気がする。

 

明日から4月。


知らない誰かと暮らしてる。

近所の公園の、桜の枝が剪定されていた。枝が長く伸びて電線についたら大変なことになっていただろう。

朝出した燃えるゴミも、いつの間にか無くなっていた。

道はいつでも奇麗。自動販売機には飲み物が、コンビニには食べ物が、いつもたくさん置いてある。

 

当たり前と思って暮らしているけど、「知らない誰か」のお陰で暮らせている。

「知らない誰か」が真面目に働いて、動いて、それが俺たちの暮らしを豊かにしてる。

 

ひとりぼっちだなんて、カンチガイだ。

いつでもどこでも、知らない誰かと暮らしているんだ。

 

知らないだけで、独りじゃないぜ。

 

 

 

 

 


ポップスの化け物

演奏するだけはなく、人が演奏しているのを観るのも好きなので。良くライブに行く。

今日はその中でも、最も印象深かったもののお話。

 

今から1年3ヶ月前、仙台で観たMr.Children(ミスチル)のライブ。

あの震災後、初めての東北上陸ライブだったと記憶している。

 

元々、ミスチルにはそれほど興味があったわけではない。

20代の頃はむしろ嫌いだった。「チャラチャラしやがって」「テクがねえ」「毒がねえ」という感じの評価。

頑にHR/HMなんかを信仰していた俺らしい、極めて偏狭な評価だと、今の俺は思う。

 

 

まあそれがああなってこーなって、妙な縁でライブなんかを観に行かせてもらえるようになったので、これまでも数回ツアーなどに参戦しているけど、自分の中では「親しみポップロック」っていう印象で、産業としての最大公約数を満たすために、口当たりの良い音楽を提供しているバンドかな?っていう意地悪な見方は拭えなかった。

好きな曲やカッコいい曲、ベースの上手さ。全てをわきまえて、ポジティブな印象の方が強い状況になっても、どっかでそんな気持ちを持っていた。バンド?って感じ。

 

そんな俺の薄っぺらいミスチル観を完膚なきまでに破壊し尽くしたのが、あの仙台での出来事だった。

 

震災後、初の東北での公演。しかもツアーファイナルの2Days。

やる側として、これ以上気合いの入る状況はないだろう。その「気合い」を叩き付けられたといってもいい。

耳障りの良いメロディやキャッチーな言葉の「重み」が全く違う。一音一音の破壊力がそれまで聴いた事のない、もの凄い演奏。歌。

それが延々続く。それも、丁寧なメリハリをつけながら。言葉で表現するにはどうしようも無いような時間だった。

当然、終わった後は抜け殻。灰みたいな状態で、ぼーっと花火を見ていた。

 

 

ポップな音楽でシーンの頂点に登り詰めたバンドの本気を見せつけられた。

その姿は間違いなく「化け物」だった。

俺の中の、偏狭なミスチル像は、完全破壊された。

 

今は、やっぱり凄い人たちなんだなあって思う。あんなもの見せつけられてしまったからにはね。

もうリスペクトする他は無い。アイ・サレンダー(完全降伏)。

 

 

同時に、気合いと想いで、人は化け物にだってなれるんだってことも分かった。

でもそれは、日々の鍛錬と工夫っていうのが前提条件だけど、バンドの高みっていうのはある種ああいったものかも知れない。

 

一生忘れる事はない。

 

音楽を通じてそういう体験を生じせしめるって、やっぱりトンでもない事だよ。