旅の話
投稿日: 2015/09/08 カテゴリー: ベース神子のつぶやき。 | Tags: 旅 1件のコメント2015年に入って早々、旅の日々が続きました。そんな日々の思い出を書き連ねておこうと思います。
◼️2015年1月9日 福井
東京は晴れ。聖蹟桜ヶ丘から京王八王子→八王子→新横浜と乗り継いで新幹線で米原まで。米原で特急しらさぎで福井に入るというルート。本当は日帰りにはしたくなかったけど、主に翌日の予定の関係上、強行日程を組むが、途中の雪の多さに少しビビる。
日帰りへの不安が募る中、福井駅到着。
はじめての町。だけど最高に気持ちいい。いい仕事ができそうな予感。福井の町にはオーラがある。一発で好きになった。町をふらつき昼食を探し求める。入ったのはお蕎麦屋さん。
食事も最高でした。福井のお蕎麦は有名なんですって。一緒にソースカツ丼も食べる。美味。もう1セット食べたかったが時間切れ。腹ごしらえ完了。お店のお姉さん、綺麗な人が多かった。日本海岸の顔立ちか、庄内をふと思い出す。
一仕事を終え帰り道。サンダーバードで京都から新幹線乗り換え、品川から新宿を経て聖蹟桜ヶ丘へ。お土産に持ち帰ったへしこと日本酒で新春の空気を取り戻し、翌日に備える。
◼️2015年1月14日・15日 博多
ハイパー過ぎる土曜の夜の余韻もそこそこに、初体験の福岡。もう少しゆっくりした日程を組みたかったが、またしても強行日程。午後3時まで東京で仕事をし、4時に羽田から空路福岡へ。雨だけど、いい町の雰囲気がバリバリ来ていた。
仕事は待ち時間が多く、少し間延びする。場所は中洲。酒でも飲みたいが、飲んだらお仕事になりません。
なので大人しくトマトジュースを飲む。
ビールで割りたい気持ちですが・・そこはぐっと堪えて再び仕事へ。
集中して打ち込む。終わったら午前2時回ってました。周りの店はどこもクローズ・・しかし、ありがたいことに遅くまでやっている美味しいお店を先輩が教えてくれたので、食事にあり付けた。
念願のビール。涙が出るほどの美味。翌朝がまたすぐに東京で仕事なので時間は限られていたが、可能な限り博多の温かいお料理や玄界灘のお魚を堪能する。
〆に博多のラーメンを食べたかったけど、これは流石にやっていなかった。したがって、宿で〆。カップの豚骨。たまにはいいもんさ。
翌朝は、現地にいる後輩がわざわざ訪ねてくれた。忙しいのに朝飯に付き合ってくれるという。彼の紹介で、空港近くのうどん屋さんで、名物のうどんを堪能する。
だしと麺の喉越しが最高でした。
もう少しゆっくりしたい気持ちをぐっと堪えて、帰京。こっちに来ている先輩や後輩、色んな人達の気持ちがとても嬉しい。帰ったら、今度は東京が雨でした。
◼️2015年1月16日 姫路
福岡の翌日が日帰りの姫路、というスケジュールに少し足が重くなるが、仕事。新幹線で5時間の移動を経て、姫路へ。
ここもいい町。駅前が物凄く綺麗。その上、このお城。
姫路城。白鷺城というニックネームの通り、驚きの白さ。改修工事を終えたばかりなのだとか、漆喰の防腐作用の兼ね合いで、やがて黒くなるそうです。町を歩いてみると、お城を中心にした都市計画が施されているのか、主要な通りからはバシッと見える。先人のセンスを感じました。
お昼は名物の穴子をいただく。全てが美味。
お仕事の後は、新幹線の時間ギリギリまで姫路おでんを食べる。
実はこの旅の間、外にいることが多いのです。温かい食べ物はありがたいですが、中でもこれは嬉しかった。生姜醤油で食べるおでん。
やがて姫路に別れを告げて新幹線で5時間。カリスマ性のある町だった。
鉄路を眺め、鼻歌。「この道ーどーこへーゆくのーかなー♪」
◼️2015年1月21日 神戸
できれば前週の姫路とくっつけたかった神戸ですが、物事自分の都合じゃ動かないのが世の常。日帰りなのが残念に思えつつも、大好きな神戸へ。
綺麗な町。移動し、三宮。食べる昼食、肉。鉄板。
味は、言わずもがな。とろける体験、史上初。
寒い中、外の仕事に立ち向かう力を得た感じ。現場は海沿い。
カップル多くて少し打ちのめされる。新幹線の時間が厳しくて夜は何も食わず、東京に帰る。
◼️2015年1月22日 新潟
別に日帰りが好きなわけじゃなく、たまたまそうなっているこの旅。神戸の翌日が新潟。ほとんど桃鉄状態。でも新潟は東京から2時間程度。日帰り強行軍の中でも、比較的楽な部類。自然に足が軽くなる。
いえーい、新潟!
この町も大好きだ。
仕事の時間までには腹ごしらえ。
寒いから、温かいものがあるとそれを優先する。美味い蕎麦、美味いだし。いい雰囲気。
仕事は連日の外。この日は川沿い。しかも、雨。この旅、雨に祟られることが多い。
信濃川の風に吹かれて身体も冷え切ったところで、新幹線までの時間で新潟の海産物と仲良くする時間を得る。駅の回転寿し、クオリティ最高。
写真が上手くないだけ。味は新潟でお確かめください。感想は「日本海万歳!新潟万歳!」帰りの新幹線の中でもお仕事なのでお酒は飲めず。自家消費用に景虎を連れて帰る。
◼️2015年1月26日 京都〜大阪
この旅のハイライト。月曜から金曜まで東京に帰れないの週が幕を開ける。土曜の夜の素敵な出来事を追い風に、まずは京都へ。もう慣れっこだけど、雨。
へこたれず、昼。天下一品の八条口店で軽いランチ。
軽いと言ったら、軽いのだ。
そこからの、屋外仕事。歴史ある風景に囲まれながら雨に打たれるのは悪くはないが・・寒い。
夜は、大阪に宿を抑えていたので、大阪に移動。
ここでとっても嬉しくて、生涯忘れ得ぬ出会いをする。仔細は話せませんが、本当にいいお酒を飲みましたとさ。
◼️2015年1月27日 大阪
大阪での朝。事務所が大阪にもあるお陰で、大阪の事務所に出社し、事務仕事をこなす。
午後はまたも外へ。
寒さには慣れないが、雨ではなかったので助かった。夜は大人しく休む。長旅なので、美食を続けたら色々厳しくなるのは分かっているのだ。
◼️2015年1月28日 大阪〜沖縄
早朝、大阪の宿を引き払い、伊丹空港に向かう。今度はここから沖縄に飛ぶのだ。
宿のあった梅田からはごく近い。便利な空港。ここから沖縄へ。
期待したスカイブルーには程遠い・・・。泣き顔の沖縄が出迎えてくれました。風も冷たくて、いらないと思ったコートを引っ張り出す始末。雨に降られなかったのは幸運でしたが、この旅に同行してくれている人達からは、一緒に行動するようになって太陽を見ていないと苦情。僕に言われても・・・
そんな喧々諤々の旅も、夜はお酒でコミュニケすればオールOK。
皆、明るくて強い人ばかり。いい旅は続く。伊江島のラムで作ったモヒートは、強烈でしたが優しい甘さが美味でした。
◼️2015年1月29日 沖縄〜大阪
翌日は、沖縄本島北部の集落をあちらこちら見て回るというお仕事。かなり当て所ない仕事。目的地は、沖縄本島最北端の辺戸岬。ここから一路那覇まで取って返して飛行機に乗る、というルート。車での移動が最も長い。運転免許を持っていない僕は役立たず。
北部はごつごつした岩が多くてトロピカロリーな感じは薄かったけど、独特の町や道、生き物がいた。非日常感満載の幻想的な旅。
美味しいものも多い。そしてたどり着いた沖縄本島最北端。
広い海を前に、孤独を感じる。
帰路、国際通りに寄ってお土産を物色。
ここで安定の雨。もはや慣れっこ。
空港に移動し、飛行機に乗る。今度は関西空港行き。
飛行機の移動も慣れたが、帰りを伊丹着にできなかったのは最大の不覚・・。翌日の兼ね合いから宿を大阪駅付近で取ったのだが、結構距離がある。同行者も無言になる。僕も無言。車での長距離移動の後、微妙な距離の移動。以外にしんどい。
また帰ってきましたよ、大阪。
長距離移動を経て、大阪着は既に日が変わっていた。結構な空腹感。同行者と相談し、軽い夕食を摂ることにした。
軽い夕食は午前3時くらいまで続きました。沖縄での思い出と大阪の空気が、口と心を滑らかにしてくれたようです。
◼️2015年1月30日 大阪〜東京
この日仕事を終えれば東京に戻れる。旅は好きでも、帰りのことを考えると気持ちが踊る。
この景色ともしばらくお別れ。向かった先は、京橋。東京の京橋を想像して行った僕は、自分の無知を知る。写真は・・・撮れない。なんとなく食欲もなかったので昼食は摂らず、元気よく仕事。
雨の屋外仕事も何とも思わない。雨雲引き連れて旅をしていたようなものだから。(同行者からは安定のブーイング)
仕事も終えて、一路東京へ。この帰り道の嬉しさは言葉で言い表せない。
品川駅だって撮っちゃう。
そして、待望の帰宅。我が家のうさぎ「うに」さんには、顔を忘れられていたが、家族は皆元気だった。
「コノひとダレ?」の図。少しだけ切ないのは言うまでもない。
◼️2015年2月4日 京都
長旅の日々の最終戦。京都に着いたら、定番の「軽めのランチ」を食べ、仕事へ。
向かった先で、仕事をこなす。
途中、懐かしい顔に出会う。昔やってたバンドのギタリストだ。そういえばこの辺に住んでいるとは聞いていたけど、まさか会うとは。何かのフラグか?
写真も撮らず、再開の宴を張る。近況なども話し、また音出そうなー、といいつつ別れる。
今年の旅は、これでひとまず終わる。行った先全てでいい出会いがあり、発見がある。一人だったら身が持たなかったかもしれないけど、一緒にいた人のお陰で完走することができたような気がする。行動を共にしてくれた人、心だけは一緒に居てくれた人、行った先でのことを色々教えてくれた人、楽んでくれた人全てに感謝の旅でした。
正直またやりたいとは今は思えないけど、本当にいい思い出、いい体験でした。
戦利品たちの記念写真。思い出のお酒たち。