変拍子考

あるきっかけで変拍子について考えることがあった。

 

「一般的」に膾炙している音楽には、8拍子とか16拍子というものが多く、7拍子とか5拍子というものは、あまり出て来ない。自然、このビートは変則的なものとされ、「変拍子」という名前をいただいた。ヴードゥー・ダック・スターズの曲にも今のところは無い。

 

 

だがそれはなぜか?

 

僕自身は「商業音楽、特にダンスミュージックが席巻するにつれ、踊りにくいビートを忌避する傾向が産まれた結果」と考えていたが、どうも自分を納得させられ得ない。

 

東南アジアの民族音楽には5拍子のものが存在するし、日本人はなじみ深い「俳句」これも五・七・五で、音楽的に言えば「変拍子」のくくりになると思われる。

 

やっぱり音楽理論と呼ばれているものが西洋音楽の理論で、しかもそれ自体も日本語の文法のような「後付け」の代物だから、それにそぐわないものや西洋音楽に存在していないものは全て「変」とされる傾向の中で、「変拍子」と呼ばれるにいたったように思えてくる。三・三・七拍子も五・七・五も確かに文化の中に息づいた、確かなビートだ。

 

 

ただ、結果的にそういうエッセンスが出ないのは、自分の好みというフィルターが作用しているせいなんだろう。敢えてやろうという気にはならないけど、忌避する理由もない。ただ、理論から自由であるためには、理論の中にある例外を理解しておく必要はある。理解すれば、それらもいつかは「武器」になる。

 

もっといいものを作りたいからね、やっぱり。

 

というわけで、変拍子を上手くつかった楽曲達を最後にご紹介します。あくまで僕の好みということで。。。

 

・「Money」(PINKFLOYD)
・「take the time」(Dream Theater)

 

・ミッションインポッシブル(オリジナル)

 

 

 

・「ポリリズム」(Perfume)
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5月18日(土)ライブやります。

・日程

2013年5月18日(土)

・会場

Sound Creek Doppo(東京都新宿区三栄町1-2 CSビルB1)

・ACT

ヴードゥー・ダック・スターズ

しらべもの

R.O.L

・Open/Start

OPEN18:30
START19:30

・CHARGE

¥2500(1drink込み)

・お問い合わせ

Voodoo_Duck_Stars@hotmail.co.jp
 

新曲育成中。すくすく育てております。


砲煙のアンサンブル

4月だというのに寒い日が続きますね。去年もたしかこんな感じ。きっと夏も暑いのでしょう。

さて俺はというと、最近はクラシックを良く聴いている。気候とは何も関係なし。嗜好と興味と勉強です。

クラシックにも色々あるけど、特に良く聴いているのはチャイコフスキー。13歳の頃、ブルーハーツとほぼ同じタイミングで俺の世界に音楽を響かせたミュージシャンのひとり。しばらく聴いていなかったけど、最近はヘヴィローテーション。流れない日は無いくらい。

13歳の頃の自分は、単純に気持ちいいから聴いていた。今の自分は、アンサンブルの構成方法とか、コード感とか、あらゆるものが刺激になる。学ぶ事が多い。でも本質は、あんまり変わらないと考えている。クラシックの楽器の響きとか、音、メロディ、本当に気持ちがいい。それは13歳の頃に聴いて感動した気持ちに近いものが割と今の自分にも生きている気がしている。

さて、物事なんでもきっかけになる「曲」っていうのがある。チャイコフスキーを明確に「好き」って思えるきっかけになった曲ももちろんある。それがこれ。

「大序曲 1812年」という代物。ナポレオンのロシア侵攻と失敗を描いた作品。テーマが分かりやすい。(フランス国歌とロシア帝国国歌が交互に使われる=戦闘シーンなど)

その上、とんでもないサプライズが用意されている曲。

まあ、ネタバレすると、この曲の中では普通は楽器として使われないものが使われている。

ひとつは「教会の鐘」。この曲の中で「祝福」を表現する部分で使われている。あともうひとつ。

それは

ちがった。こっちだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、大砲。

曲の終盤、ロシア帝国軍が反撃する場面と、潰走するフランス軍をロシア帝国軍を追撃する場面でなんと大砲が用いられるのです。用途はもちろん「ぶっ放す」。さっきのyou tubeのものも最後まで見ると分かるけど、大砲が4門ほど「楽器」として轟音をいかんなく轟かせています。(ちなみにあの動画は陸上自衛隊の観閲式の模様で、使用している「楽器」は105mm榴弾砲らしい。)

 

 

中学生くらいのときって、何となく大きなものとか、強いものとか、不可思議なものに憧れることがあるけど、そういう尺度にこの「大序曲1812年」はすっぽり収まった。そうやって興味を持って聴くようになると、実にこのクラシックというものが気持ち良くて面白いものだということになり、今に至る。

 

 

何となく聴かなくなって久しかった。でもやっぱり好きだった。時間を置いて気がつくこととか、自分が変わっていいと思えるようになること、もっと良いと感じられるようになること。忘れていた自分の気持ちとか。そういう物事に出逢うと、生きているっていうのがちょっと面白いものだと思える。

 

 

ましてや大昔の作曲家が魂込めて生み出した作品が今の世の中でも感動を生み出すっていうのが素敵過ぎる。本当にいいものは、残る。

 

 

いつかそういうものを生み出せたらいいなあっていうのは、ちょっと本音。というわけで、まだまだどっぷりハマる予定。


読書感想文

久しぶりに読んだ本の話。

「項羽と劉邦」を最近読み終えた。実に中学時代以来。

あのとき、正直良く分からなかった。

人間ドラマみたいなものを理解できるだけの想像力も経験も無かった。

この年齢で読み返してよかった。

文章の中で、項羽も劉邦も、実にいきいきと、生の「人間」を演じている。

題材が「史記」とか「漢書」くらいしか無いものを作者の想像と表現で埋める技法は流石というところだけど、それにしても、この作品の人物たちは、躍動的で、魅力的。

 

正直、紀信のエピソードで泣きそうになるとは思わなかった。

本当はどんな人かなんて分かんないけど、この男のツンデレ具合がかわいらしく、熱い。

 

まだ読んだ事の無い人は是非。

 

 


今日

今日はオフ。
国立科学博物館に、今日もまた赴いた。
アノマロカリスもカモノハシ竜も、大好きな人達は相変わらず元気でした。

地球館と日本館、だいたい地球館で力尽きる。今日もそう。
でも、リラックスするのは日本館。
昔の本館。
この建物は、古い。
子供の頃の科学博物館と言えば、この建物だ。
石作りで堅牢な入り口と、恐竜の化石が佇むイメージは、子供の頃の素敵な夏休みの印象。
何億年もの時間を飛び越えるような、大きなタイムトラベルを実現する場所は、夏の気持ちを封じ込めたタイムカプセルでもある。

お土産は、おなじみのアノマロカリス(ぬいぐるみ)。グロ可愛い逸品。

そういえば、子供の頃から、ここで何か食べた印象が無い。
今度来たらカレーでも食うかな。

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ガラスの割れる音で、オレは気合の塊になる。

When that glass hits, it’s nothing but 100% pure adrenaline.
You might as well be a junkie because you’re hooked on it.
You’re hooked on standing behind that curtain every single night
and going out there and busting your ass for that crowd.

ガラスの割れる音で俺は気合の塊になる
ジャンキーと同じかもしれない
観衆の前に飛び出していく
その興奮の中毒になってるんだ

To me, the whole business is fuck you, let’s have a good time.
There’s beer drinking, there’s middle fingers, there’s hell raising.
Stone Cold Steve Austin’s at work and if SCSA’s working, it’s gonna be a good day.

俺にとって仕事とは
“クソ喰らえ、楽しくやるぜ”
ビールを飲み、中指を立てまくるのが俺の仕事
俺が仕事をしてる日は最高だ

When it takes SCSA too long to get up…too long to fall down…then it’s time for Steve Austin
to move along and let someone else do this thing.

立ち上がるのに時間がかかるようになったら
ストーンコールドは身を引く

To me, every single bump, bruise, stitch, cut…everything has been worth it.
The sacrifices as you call them, I wouldn’t give none of them back to you…because I loved them all.

俺にとっては傷もアザもすべて価値あるもんだ
犠牲なんて呼べるものは何もねえ
全部愛してるからな

このストーンコールドのPVが大好きでねぇ・・・

プロレスラーのPVって稀なんじゃないかな?WWE以外ではあんま見たこと無い。

とにかく、上手に作る。

ほかにも

ジェフ・ハーディーのPV。ちょうどアンダーテイカーと抗争していた時期くらいの作品?

内容がけっこう切ない。そしてジェフ・ハーディーの声がが意外な感じだったという印象。

ヴードゥー・ダック・スターズも、こういうPV作るか(笑)


changes

生きることと、変わることは同義といっても差し支えないことだと思っている。人生のある時点まで墨守してきたことが突如として意味を失うなんて経験はしょっちゅう。昔は「お前変わったな」と言われるのが怖かったこともあったけど、そんな気持ちは今は薄らいだように感じる。

 

むしろ、変わらないことの方が今は恐怖。変化によって生じる「意味」が成長だとしても退嬰だとしても。

 

ちょうど1年くらい前もこんな雨の日だった。

 

 

あの日、自分は結構必死で過ごしていた。なぜなら、ヴードゥー・ダック・スターズとしての初ライブを直前に控えていたから。それまでのブランクを取り戻さないといけないっていう想いと、このバンドのスタートを良い形で切りたいっていう想いが錯綜して、結構ナーバスになっていたと記憶している。

 

コンポーザーは祐介ひとり、バンドの情報を発信するチャネルも無く、全ていきあたりばったり。そのとき必要なものやことを考えたり作ったり。とにかく「変わる」ことを目指してきた。

 

 

そして1年が経過した。

 

 

特に感慨は無い。これからも曖昧で不確かな「変化」を積極的に受け入れて行く姿勢には変わりはない。「変わる」っていうのは何も全てをかなぐり捨てることでも無い。劇的に本質から変えてしまうような出来事は、世の中それほど多くはない。ちょっとづつの積み重ねや刺激の繰り返しが、やがて大きな変化に繋がると思っている。

 

 

特に具体的な「何か」になりたくて活動している集団じゃあない(と僕は思っている)けど、「やりたいこと」は明確だ。その「やりたいこと」を具現化するために、これからも僕らの変化は続いていくのだ。

 

 

特別なことでは無く、当たり前のこととして。