お知らせ

非常に遅まきながら、7月20日のレポをアップしました。

こちら

 


旅する日々

今年の12月は旅が多い。

12月3日の豊橋を皮切りに、札幌・大阪・岡山など。先週も火曜日の京都をスタートに伊丹・岡山・明石・大阪と回って土曜日に帰宅。

旅といっても、所謂お仕事の旅。時間的な制約や、東京の積み残しの対応など、結構痺れる場面が多いから、疲労感やストレスは正直ある。昨日の夜帰宅して今朝まで12時間眠ったのは多分その証左。

有意義な点ももちろんある。色んな町に行って、色々な人と話をして、考えやアイデアを理解して・・・これらの経験は自分を磨いてくれるものだと思っている。

そして、今いる(時間・空間両面の意味が混在した概念としての)「場所」についての感覚が新鮮になるということ。これはしばらく今いる「場所」から遠ざかってみないと感じられない。人間は自分の生活に慣れ、それが「当たり前」という感覚を覚えたときに飽きはじめる。はっきりいって贅沢病。そしてそれは自分にも明確に存在する。

今いる「場所」は本当に素晴らしくて、心地いいものだということを旅は常に再確認させてくれる。日常に瑞々しさが蘇る。言い尽くされた結論だからこそ、説得力を持つ感覚だと実感する。

まだ少しこの旅は続くけど、日常への帰還を何度も何度も味わいながら完走したいと思う。

 

そういえば12月はヴードゥー・ダック・スターズが産まれた月。今年で2歳になる。今の自分も含め、メンバー各々が人生の修行(?)を経て、もっともっと強く激しいバンドになって、必ず帰還する。その日まで、少し待っててください!


車窓

 

 

今日は出張で大阪でした。

車窓が大好きで、ぼーっと見てるだけで楽しい。

動画は、関ヶ原過ぎたあたりで何となくカメラ回したのに、同じく大好きなジュディマリをくっつけてみた。京都の手前だったから、曲も「kyoto」。

 

 

想像力を駆り立てる存在には、惜しみない尊敬。ジュディマリは、リアル。

そして、名古屋の大雨もリアル。

世界には、いろんなリアルがはびこっている。

車窓は、そんなリアルをいつでも柔らかく表現する。

 


そんなあれな話

楽器を始めてから今に至るまで、いろんなバンドでベースを弾かせてもらった。

 

7/20で同じステージに立つザ・カンツや、TMB3でも弾かせてもらった。本当に掛け替えの無い日々を過ごさせてもらったと実感している。その日々のことは、自分の人生においても素晴らしく充実した時代だった。

 

 

今、僕はヴードゥー・ダック・スターズでベースを弾いている。

 

 

僕はこのバンドが今までで一番気に入っている。過去のバンドと比べてどうの、という話じゃない。このバンドの音や3人が作り出す空気が、好きだという感じでしょうか。祐介といい、上村といい、個性的過ぎるプレイヤーばかりで構築する独特の世界。ストレートなロックンロールって感じとはちょっと違うけど、それは皆の音楽性の違いでもある。それでもひとつの作品を作れてしまうところがこのバンドの良いところでもあり、面白いところでしょうか。

 

 

 

そして、そういうところを面白がってもらいたい!という気持ちでライブをやっています。自分の好きなものって、人におすすめしたくなるような。

 

 

つまりはそんなあれなんです。

 

 

以上。

 

 

【お知らせ】

手作りフェス「ロックンロール・サーカス」は来月です!

・日時 7月20日(土)
・会場 sound creek doppo
(東京都新宿区三栄町1-2 CSビルB1)
・開場 18:00
・開演 18:30
・出演 ヴードゥー・ダック・スターズ/ザ・カンツ/TMB3 (順不同)
・チケット 2,000円(1ドリンク込み)

Voodoo_Duck_Stars@hotmail.co.jp


フェス

「ロックンロールサーカス」は、「フェス」という位置づけ。フジロックとか、アラバキとかみたいのと同じ。

その心は、発信「音楽」のみならず、「映像」や「Web」、その他様々なチャネルで、参加する皆が手作りでこしらえた「エンターテインメント」だから。会場のdoppoも、飲み物はおろか、食べ物も美味しいライブスペース。

音楽への興味が薄かろうが、目当てのバンドの出番がまだだろうが、楽しめる場所なのだ。

僕が出演者にいなかったら、来場者として参加したいくらい。(出演者だと、自分の出番が終わるまでお酒は飲めない)

 

 

カンツも、TMB3も久しぶりだから、すっごい楽しいもの用意していると思っている。もちろん僕らヴードゥー・ダック・スターズも同じ。

 

 

楽しくて楽しくて、忘れられない一夜にしたい!そんな気持ちで今はいます。どうか、このイベントに、僕らの作るものに、心から期待してください。絶対、損はさせません!

 

【ロックンロールサーカス】

http://696circus.com/

・日時 7月20日(土)

・会場 sound creek doppo(東京都新宿区三栄町1-2 CSビルB1)

・開場 18:00

・開演 18:30

・出演 ヴードゥー・ダック・スターズ/ザ・カンツ/TMB3 (順不同)

・チケット 2,000円(1ドリンク込み)

お問い合わせは・・・Voodoo_Duck_Stars@hotmail.co.jp

 

 


バンドのミーティングのお話。

バンドで「ミーティング」と聞くと、凄惨なものを思い浮かべる人もいるのでは?

 

 

互いの「音楽性」と「音楽性」の妥協の無いぶつかりあい。果てしないダメだしの応酬。いきつくところは互いの人間性の否定、そして果ては、喧嘩!殴り合い!そして「音楽性の不一致」による「解散」。

 

 

まー、パブリックイメージってものかも知れません(笑)

 

 

でも、バンドでやっている以上、時には言葉で確認する作業必要不可欠なわけです。避けては通れません。僕らも、先日ミーティングをやりました。中身はっていうと、この先の方針とかやり方とかをお話するのですが、実はこの辺ってあんまりネタにならないんですよ。真面目に話し合うときは、真面目に話し合うので。

 

 

・・・ところが、真面目モードがどうも長く続かないみたいで、そのうちネットとかで遊び始める輩が出る。そして、収拾不能というわけです。

気がついたらミーティング途中から三上寛さんが流れていました。当バンドの某君の趣味らしいですが・・・前向きな思考を一気に奪う訳です。やがて最後は何を話していたかも忘れ、時間終了。典型的なグダグダです(笑)

 

 

じゃあ中身が無いのか?というと実際そうでも無い訳でして・・・・真面目な時間帯に、大分決まりましたよ、いろんなものが。非常に面白いことになりそうです。

 

 

近日中に、お知らせできると思いますので、乞うご期待。

 

【告知】

手作りロックフェス「Rock and Roll Circus」にヴードゥー・ダック・スターズが出演!

http://696circus.com/

・日時 7月20日(土)

・会場 sound creek doppo(東京都新宿区三栄町1-2 CSビルB1)

・開場 18:00

・開演 18:30

・出演 ヴードゥー・ダック・スターズ/ザ・カンツ/TMB3 (順不同)

・チケット 2,000円(1ドリンク込み)※売り切れ必至!

 


今日の夢

ヒラメとイカの刺身を買う夢を見ました。

 

 

どこかの田舎の魚屋だと思う。売り場は凄く古くて、それと同じだけ年を重ねた女性が店番をしていた。だけど、魚の鮮度はこれまでに見た事のないくらい素晴らしさで、照明もろくにないような店内でもキラキラしていた。僕はそれを見てすぐさま「日本酒に合いそうだ」と思った。

 

 

置いてあったお魚は他にもサバ、蛸、アジなどがあって、どれも本当に美味しそうだったけど、特にその中でも心惹かれたヒラメとイカを買いました。2つで750円。非常におトクなお買い物だ!と喜びいさんでお家に帰る・・・というところで夢は終了。

 

 

・・・目が覚めたら、お腹が空き気味。だからこんな夢を見たのかな?

 

 

それにしても、本当に美味しそうなお魚だった。

ああ・・・お酒が欲しくてたまらない。一口だけでも食べたかった!

 

 

 

【告知】

手作りロックフェス「Rock and Roll Circus」にヴードゥー・ダック・スターズが出演!

http://696circus.com/

・日時 7月20日(土)

・会場 sound creek doppo(東京都新宿区三栄町1-2 CSビルB1)

・開場 18:00

・開演 18:30

・出演 ヴードゥー・ダック・スターズ/ザ・カンツ/TMB3 (順不同)

・チケット 2,000円(1ドリンク込み)


【告知】ロックンロールを哮るもの

【Rock and Roll Circus】

http://696circus.com/

・日時 7月20日(土)

・会場 sound creek doppo(東京都新宿区三栄町1-2 CSビルB1)

・開場 18:00

・開演 18:30

・出演 ヴードゥー・ダック・スターズ/ザ・カンツ/TMB3 (順不同)

・チケット 2,000円(1ドリンク込み)

 

ヴードゥー・ダック・スターズと馴染みの深いベテランバンドさんとの共同イベント。

 

 

 

皆、付き合いが長い。かれこれ15年にはなろうか。20代の初頭から吉祥寺とか下北沢あたりでセッションやったり、お酒飲んでふらふらしていた仲間達。正直な話、彼らの勇姿を再び見られることは、非常に喜ばしい気持ちでいる。みんな、本当に凄いバンドだし、魅力的な男達なのだ。

 

 

 

ヴードゥー・ダック・スターズとも関係で言えば、ザ・カンツは、僕がずっと昔に在籍していたバンド。祐介も短期間のサポートを務めていたこともある。ザ・カンツのエディ君とは、後にザ・ブルースへヴィドッグというバンドを組む。そこでは上村がドラムを叩いていた。TMB3も、僕が短期間サポートをさせてもらったことがある。ギターの石倉君、ボーカルのヒデ君、そしてザ・カンツのドラムのよーすけ君とは「ザ・チロウズ」なるバンドをやっていたこともある。

 

 

 

まあ、そんな彼らへの尊敬は尊敬として、ヴードゥー・ダック・スターズはヴードゥー・ダック・スターズの音をガシガシ練り上げて、過去最高のライブをお見せしたいと思っております。「同窓会的な雰囲気」は一切禁止。本気モードのヴードゥー・ダック・スターズをご覧いただけるよう、メンバー一同鋭意努力しておりますので、乞うご期待!!!!

 

 

 

ちなみに、冒頭でお見せしたイベントPVはザ・カンツのドラムの宮崎陽介君によるもの。彼とはちょいちょい「仕事」をしている。カッコいいイベントサイトは同じくザ・カンツのギターの遠藤建君の制作。酔っぱらって朝方までふらついていた連中も、皆、どこかでプロフェッショナルになっていた(笑)

 

 

 

7/20は、四ッ谷のしんみち通りの奥深く、sound creek doppoまで!

 

 

 

 

※とりあえず、今から打ち上げが楽しみ。


はじめてのベーシスト

梅雨に入るか入らないかのこの時期は緑がとてもきれい。そんな美しい緑色に包まれていた飯田橋を、今から16年前の僕は走っていた。大学の部室(僕らはボックスと呼んでいた活動場所)を目指して。ビッグバンドジャズのクラブと共有だったので酷く狭い。地下二階。風通しが悪くて、日当り最悪でカビ臭い。しかも一年中、蚊がうようよしている。そんなの僕らのスタジオに先輩を待たせていたのだ。

 

 

楽器初心者の僕がベースとしてはじめて組んでいただいたバンドの練習の日だった。僕はゼミ合宿で三浦からそのまま一目散に飯田橋に向かっていた。京急の乗り継ぎに失敗し、携帯も一般的ではないため、遅刻の連絡もできない。とにかく偉大な先輩方に不快な思いをさせたくない一心だった。

 

 

ドラムのI先輩は、僕が楽器を手に取る直接的なきっかけになったスーパードラマー。ギターのO先輩はいつも飄々としているけど、気合の入ったマルチプレイヤー。ボーカルのM先輩は韓国からの留学生で、アメリカ仕込みの英語と軍隊仕込みの強靭な肉体、そして伸びやかなハイトーンを持つ朗らかな兄貴分。

 

 

対してベースの僕は、完全なる初心者。ベースなんて弾いたこともない。弾きたい気持ちでいたけど、初心者のベースなんてはっきりいって足手まとい。でも、この熱い先輩達は、それでもいいと一緒にやってくれた。7月には、お披露目の場も用意されていた。僕にとって、ベースでは初めてのライブ。曲は、全て僕のセレクトで良いと仰ってくれた。だから、僕は当時好きだったHR/HMの神髄を示さんと、セットリストを組んだのだった。

朧げな記憶の中のセットリスト・・・

1、Bark at the Moon(オジー・オズボーン)

2、 Little Dolls(オジー・オズボーン)

3、Believer(オジー・オズボーン)

4、S.A.T.O(オジー・オズボーン)

5、Burn(ディープパープル)

6、Storm Bringer(ディープパープル)

初心者には無謀過ぎるセットリスト。でも、この先輩達と、これがやりたかった。足手まといになりたくないから、本当に指がすり切れるくらい練習した。曲もいっぱい聞いた。何もかも上手く弾けない。でも、ライブの日も近づいている。先輩達の前で、みっともない姿は見せたくない。何よりも、弾きたくて弾きたくて仕方ない。先輩達と一緒に音が出せる事が、楽しいし、辛いし、嬉しいし、厳しいし、幸せだった。

 

 

ちょうど今くらいの時期が、初めてバンドで合わせた時期だった。

 

 

20歳になって楽器始めるって、遅いのかも知れないけど、あのドキドキ感とか、緊張感、もどかしさ、集中力。全てを克明に覚えていられる。深みを増した緑色の世界でS.A.T.Oを聴けば、一発であの頃の気持ちに戻れる。

 

 

そこから数えて16年。ヴードゥー・ダック・スターズでも、相変わらずドキドキ感とか、緊張感、もどかしさ・・・やっぱり同じような気持ちが続いている。そして、もっと上手く弾きたい、バンドのベーシストとして上手くなりたいって想いも続いている。

 

 

緑色の世界を見たら、思い出しちゃった!ってお話でした。


変拍子考

あるきっかけで変拍子について考えることがあった。

 

「一般的」に膾炙している音楽には、8拍子とか16拍子というものが多く、7拍子とか5拍子というものは、あまり出て来ない。自然、このビートは変則的なものとされ、「変拍子」という名前をいただいた。ヴードゥー・ダック・スターズの曲にも今のところは無い。

 

 

だがそれはなぜか?

 

僕自身は「商業音楽、特にダンスミュージックが席巻するにつれ、踊りにくいビートを忌避する傾向が産まれた結果」と考えていたが、どうも自分を納得させられ得ない。

 

東南アジアの民族音楽には5拍子のものが存在するし、日本人はなじみ深い「俳句」これも五・七・五で、音楽的に言えば「変拍子」のくくりになると思われる。

 

やっぱり音楽理論と呼ばれているものが西洋音楽の理論で、しかもそれ自体も日本語の文法のような「後付け」の代物だから、それにそぐわないものや西洋音楽に存在していないものは全て「変」とされる傾向の中で、「変拍子」と呼ばれるにいたったように思えてくる。三・三・七拍子も五・七・五も確かに文化の中に息づいた、確かなビートだ。

 

 

ただ、結果的にそういうエッセンスが出ないのは、自分の好みというフィルターが作用しているせいなんだろう。敢えてやろうという気にはならないけど、忌避する理由もない。ただ、理論から自由であるためには、理論の中にある例外を理解しておく必要はある。理解すれば、それらもいつかは「武器」になる。

 

もっといいものを作りたいからね、やっぱり。

 

というわけで、変拍子を上手くつかった楽曲達を最後にご紹介します。あくまで僕の好みということで。。。

 

・「Money」(PINKFLOYD)
・「take the time」(Dream Theater)

 

・ミッションインポッシブル(オリジナル)

 

 

 

・「ポリリズム」(Perfume)